1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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35.最終章


 新しい年が来て、1月の中旬には麻衣が仕事に復帰した。

俺は麻衣の休みの日に刑事の近藤の所に行っていた。

近藤は俺達のケガとかを気にしていたが、俺達はもう大丈夫だというとホッとした顔をしている。

「えっと・・・いつも迷惑をかけてるんで・・・たまには違うネタをと思って・・・俺と麻衣。結婚す

ることになりました」

「ん?お?そうか~結婚するのか~(笑)お嬢ちゃん良かったな~」

麻衣は照れながらお礼を言っている。

俺は結婚式とか決まったら招待するというと、言われなくても絶対に行くとか言って興奮していた。

そのまま診療所に行くと、おやっさんは相変わらずでいた。

「佳悟。お前の右腕な・・・初めてレントゲンを撮った時に比べると、巻き付いている神経のようなの

が太くなっていたんだ。だが・・・何故こうなったのかは・・・・解明出来てない」

「うん。もう、どうでもよくなってるから(笑)」

おやっさんはフッと笑い、俺と麻衣の傷の具合を診察していた。

家に帰ると、麻衣はニコニコしていて、飲み物を持ってソファーに座ると、麻衣は俺に腕を組んでくっ

ついてきた。

聞くと、結婚するって事に対して実感が湧いてきて嬉しいと言う。

俺は笑いながら、麻衣を前に座らせ後ろから抱きしめた。

「麻衣?明日にでも日帰りで那須高原に行こうか?お父さんに結婚の許可もらわないとね」

「うん」

麻衣は身体を動かして俺にまたがるようにしてきた。

「佳ちゃん?エッチしよ?(笑)」

「ん?まだ明るい時間だよ?(笑)」

言うと、麻衣はクスクス笑いだし、俺の手を握って寝室に連れて行った。

ベットに横になると麻衣は上になり俺を見下ろすようにしてくる。

「エッチする時って・・・時間は気にしないでしょ?」

そう言って麻衣はキスをしてきて、俺と麻衣はそのままSEXをした。

 

 翌日。俺と麻衣は朝早くに那須高原に向かった。

療養施設に着くと、佐々木は嬉しい表情で麻衣を迎えていた。

午前のリハビリを終えて、みんなと昼食を取ってから俺は佐々木に菊池組との事を全て話した。

佐々木は迷惑をかけてすまないと謝ってきたが、俺はもう終わった事だからと言って話しを変えた。

「佐々木さん。俺と麻衣・・・結婚したいと思ってます。この前、麻衣にプロポーズをしてOKをもら

いました・・・お父さんでもある佐々木さんに、結婚の許可をもらいたくて・・・」

「私はお前や麻衣に迷惑をかけた・・・2人の今後の事で私からは何も言えないよ。麻衣?よかったね」

麻衣は佐々木を見て、涙ぐんでいる。

「佳悟。麻衣をよろしく頼む」

「はい。絶対に幸せにします」

佐々木はニコニコしていて、麻衣は佐々木に抱き着きお礼を言って泣いていた。

この後、結婚披露パーティーの日程が決まったら東京に来てほしいというと、喜んで参加すると言って

くれて、俺と麻衣は笑っていた。

「あ・・・あと・・・親父達はお墓とかってあるんでしょうか?」

言うと、佐々木は窓から空を見て俺を見た。

「お父さんとお母さんの遺灰は伊豆の海にまいてもらったんだ。これは2人の意志でもあってね・・・

だからお墓もないんだ」

そう言って、場所は御前崎の灯台の所だと言う。

「そうですか・・・わかりました。結婚する前に行ってみようと思います」

言うと、佐々木はニコッとしてうなずく。

この後、今回は日帰りだという事で帰ると言って、帰る事にした。

車で帰る途中、俺は麻衣のお母さんの事を聞いてみると、お母さんは長野のお寺にお墓があるという。

「私・・・東京に来てから一回も帰省してないんだ・・・だから、お墓参りも行ってなくて・・・」

「そっか。じゃあ・・・結婚報告もかねて行こうか?」

「・・・佳ちゃん」

俺がニコッとすると、何処か嬉しい顔をしていた。

 

後日、俺は麻衣を連れて長野県にあるお寺に行っていた。

お墓の前に行くと、麻衣はジッとお墓を見ている。

俺はフッと笑い、少しお墓を綺麗にして持ってきた花を挿して、線香に火をつけて半分を麻衣に渡した。

「お母さん。久しぶり・・・・今まで顔を出さなくてごめんね。私・・・必死になって東京で働いてた。

そして・・・お父さんに会ったよ・・・私ね、大好きな人と結婚するんだ。だから見守っててくれる?」

そう言って、麻衣は手を合わせて目を閉じた。

俺は後ろでずっと見ていて、麻衣が俺を見た時にうなずいた。

「初めまして。小暮圭吾と申します。娘さんの麻衣さんと結婚の約束をしました。絶対に幸せにしてい

きます。どうか見守っていてください」

そう言って、麻衣を見ると涙目になっていて、そっと抱きしめると麻衣は俺の胸元で泣きだした。

この後、麻衣に仕事の事を聞くと、今日は休むと言って笑っていた。

俺は笑いながら、距離があるが伊豆に行くと言い、車を走らせる。

スピードを出しながら中央道から圏央道に入り、東名高速に走って行く。

高速から一般道に入り、御前崎灯台まで行くと、夕日が綺麗だった。

麻衣と一緒に行ける所まで歩いて行き海を見た。

「親父。おふくろ。佐々木さんにここを聞いたよ。俺・・・2人に報告があるんだ。俺達、今度結婚す

る事になったんだ。麻衣は佐々木さんの娘さんでね(笑)最初はわからなかったんだけどさ・・・これ

から俺達は幸せになるから、見守っててくれな」

この時、俺の右腕が熱くなった。

「なんだ?」

「どうしたの?」

麻衣を見ると不思議そうな顔をして俺を見ている。

【佳悟よ。お前はもう右腕の力はいらないだろう。私と母さんはお前の幸せを一番願っている。だから、

幸せになってほしい】

【佳悟?幸せになるんだよ?】

(親父・・・おふくろ・・・)

その瞬間、俺の右腕につけていた数珠が切れた。

「え?」

麻衣を見ると、麻衣も驚いている。

手を動かしたり、石を投げてみたりすると今までのような力が出ていない。

「力が・・消えた?」

「え?」

俺が何も言えないでいると、麻衣も言葉を失っている。

「麻衣?俺にはもう力はいらないかもね(笑)帰ろうか?」

麻衣は何も言えずに苦笑いをしている。

俺は笑いながら麻衣の手を握って車に戻った。

 

 翌日、おやっさんの所に行き、昨日の事を話すと驚いていてレントゲンを撮ると、骨に巻き付いてい

た神経のようなのが消えていた。

おやっさんは何故こうなったのか不思議だと言っていたが、これで右腕に対して悩まなくてもよくなっ

ただろと言って、笑っている。

この後、警察署に行って近藤に会い、右腕の事を言うとやはり驚いていて、俺が普通の人間になったと

言って笑っていた。

沙織にも会って話すとやはり同じような反応をしてきて、おやっさんと近藤の反応と同じ反応してると

言って笑っていると、沙織は俺の右腕の力は何気に好きだったかもと言っていた。

 

 4月になり、俺と麻衣の結婚披露パーティーの日程が決まった。

場所はDIVA。司会進行は何故か瞳が名乗り出て、お店の店長やキャスト、黒服達がサポートする。

カフェのZERO--にパーティー用の料理やウエディングケーキを頼んで、2次会はカフェでとお願い

して、招待する人達は麻衣のお父さんでもある佐々木やおやっさん。沙織と近藤等、俺や麻衣が関わっ

ている人達を招待する事になっていた。

そして結婚披露パーティー当日。

DIVAで瞳の進行で盛大に行われて行き、歌舞伎町内では俺と麻衣が結婚するという事でお店の外で野

次馬が出ていて、2次会もカフェを貸し切り参加費を払えば誰でも参加出来るようにして遅くまでみん

なと騒いでいた。

歌舞伎町では久しぶりの話題になり、俺と麻衣をネタにしてした。

 

 5月に俺は会社を立ち上げた。

このタイミングで俺は歌舞伎町で土地を買おうと探し出し、菊池組が買った土地が安く売りだしている

のを見つけ、そこを買う事にした。

建築業者とビルを建てる打ち合わせをしていると、俺は自然と建築の事や建物に関しての事をスラスラ

と言っていて、業者は同業者と話してるようだと驚いていた。

おそらく右腕の不思議な力の代わりに、親父の建築知識が宿ったと俺は思っていた。

ビルは5階建てのビルで、1階は駐車場。2階に麻衣のネイルサロン。3階は会社事務所。4~5階は

貸事務所に決めて、建築が始まった。

この頃から瞳は沙織からの紹介でインテリア専門会社に就職出来て、インテリアデザイナーとして俺と

の約束を果たすために頑張りだした。

そして、ビルが完成したと同時に、麻衣のネイルサロンがオープンをして歌舞伎町では話題になった。

当然、同業の女の子達がお客さんとして通いだし、紹介や噂を聞いた人も多く来店してくれていた。

そして、1年後に瞳が俺の会社に来た。

この時、俺は少し前から、歌舞伎町から徒歩数分の所にマンションを建てる計画をしていて、瞳にデザ

インを任せデザイナーズマンションを建てて、その最上階の部屋を瞳にプレゼントした。

 

 右腕に傷がある男と言われ、その右腕には不思議な力が宿っていた。

何故、力が宿ったのかだけが謎のままでいたが、今はその力は無くなり傷跡だけが残っている。

今の俺は建築関連と経営学のノウハウが見についていた。

俺はこれを利用していき、業務委託やコンサルタント的な事をする会社として建築業界に殴り込みをか

けていった。


1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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