1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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31.菊池組との抗争


 俺は首都高速を麻衣のスマホのGPSで、追うように走っていった。

マップ画面では、GPSのアイコンはアクアラインを渡っている。

スピードを上げてアクアラインに向かい、俺は更にスピードを上げて行く。

そしてアクアラインに入り、スマホの画面を見るとGPSはある漁港の所で止まっていた。

「麻衣・・・無事でいろよ」

スピードは300kmを超えていたが、俺は臆することなく更にスピードを上げた。

アクアラインを渡り高速を降りて、俺は漁港に向かって走って行くと時間的に車は走っていなく、すぐ

に漁港の入口に着いた。

静かに漁港敷地に入って行くと、ワゴンが1台横向きに停まっていて、数台の車が手前に停まっていた。

DB11を停めると、手前に停まっている車から人が降りてきた。

よく見ると、手には何か持っている。

俺はカフェの店長から借りた警棒2本を腰に差し、木刀を持って車から降りてDB11の前に立つと、車

から降りてきた男達は俺の方に近づいて横一列に並んだ。

人数は15人ほどだ。

「もう来たのか・・・早かったな(笑)」

1人の男が言ってきて、俺が何も言わずにいると、男はクスクス笑いながら言いだした。

「なぁ、こいつ殺したら、あの車俺がもらっていいか?(笑)」

言うと、他の男達は笑っている。

「麻衣は何処だ?」

「あ?女はそこの車の中にいるよ。今頃何してるかわかんねぇけどな(笑)」

この瞬間。俺は数珠を外して木刀を男めがけて投げつけた。

木刀は男の腹にささるようになり、そのまま勢いで後ろに飛ばされ気を失った。


俺はそれを見てから男達に向けて走って行き、1人の男を殴りつけると男は横に回転するように飛ばさ

れて、他の男達は唖然としている。

「お前ら・・・全員袋叩きにしてやる」

「お・・・お前、何者なんだ?やっちまえ!!」

俺が男を木刀で殴ると木刀は折れて、男は飛ばされるように倒れて白目を向いて動かなくなる。

他の男達は言葉を失っていたが、すぐに俺を取り囲むようにしてきた。

木刀を使い、男達を殴ったりしていき、何発か殴られたが俺は容赦なく攻撃をしていく。

そして、あっという間に半分の男は血だらけになり倒れていた。

残りの男達はワゴンの方に逃げるようにしてきたが、俺は逃がさずに警棒に持ち変えて殴っていき、全

員を倒すと、男達は血だらけで倒れていた。

そのままワゴンの方に歩いて行くと、スライドドアが開き体格のいい男が降りてきた。

「お前強いやないけ」

俺が男を睨んでいると、麻衣を連れて1人の男が降りてきた。

麻衣は布で口をふさがれて、後ろで手を縛られている。

手に持っている警棒は、頑丈に出来ているのに曲がっていた。

警棒を捨て、もう1本の警棒を持った。

「麻衣・・・一緒に帰ろ?」

言うと麻衣は俺を見ている。

すると、横から1人の男が俺を殴ってきた。

「いってぇな」

そう言って、男をボコボコに殴り、倒れかかった時に首根っこを掴んで、体格のいい男に投げ飛ばした。

そして、そのまま勢いをつけて懐に入り、右腕で肘を腹に入れると男は前かがみになり、警棒で男を殴

りつけると、血だらけになり白目をむいて倒れた。

 

 俺は麻衣を捕まえている男を睨んでいた。

男は少しビビりだしたが、ナイフを取り出し麻衣の喉元にあてている。

「お前、この女がどうなってもいいんか?」

俺は警棒を捨て、落ちている木刀を拾った。

「お前・・・まだわかってないようだな」

右腕で落ちていた木刀を拾って投げると、勢いよく飛んで行き男の足に刺さり麻衣が離れた。

その瞬間、俺は走って行き、顔面目掛けて足蹴りをした。

「麻衣?大丈夫か?」

言いながら口をふさいでいる布を取ると、麻衣は泣きながら俺に抱き着く。

静かに抱きしめると、ワゴンの中から1人の男が出て来て俺を殴って、首根っこを掴み投げ飛ばした。

「ぐっ・・」

地面に叩きつけられたが、俺は直ぐに立ち上がると男は麻衣に銃を向けている。

「それ以上動くな~。この女が死ぬぞ」

麻衣は銃を向けられ、動けなくなりじっとしていた。


俺と男はにらみ合いを続けていた。

遠くから微かにサイレンが聞こえている。

「お前。麻衣に手を出すなよ・・・」

「あ?なんかいうたか?(笑)」

そう言って、銃を俺に向けた瞬間に麻衣が男に体当たりをした。

「このあまーーーー!」

男は振りむきざまに麻衣を殴り、銃を撃ってきた。

麻衣は腕を撃たれその場に倒れる。

「てめぇ・・・」

俺の怒りは一気に膨れ上がり、男に向かって走って行きその勢いで顔面に肘打ちを入れた。

男はワゴンに打ち付けられ、俺はそのまま男をボコボコにしていく。

この時、菊池組組長の息子はここにいないのに気が付いた。

男の懐からスマホを取り上げ履歴を見てみると、同じ番号でのやり取りが多い。

俺はそのスマホをしまい、麻衣を見ると倒れたままでいる。

「麻衣大丈夫か?」

「佳・・・ちゃん・・・」

俺は麻衣が撃たれた所を押さえていると、何台ものパトカーが漁港に入ってきて、近藤がパトカーから

降りて唖然としている。

「佳悟!大丈夫か?って・・・お前・・・相当派手にやりやがったな・・・」

「近藤さん・・・麻衣が撃たれて」

言うと、近藤は慌てて救急隊員を呼んだ。

「待ってろ。すぐに病院に搬送するから。それよりお前は大丈夫なのか?」

うなずくと、救急隊員が来て麻衣を運んで行った。

それを見届けて、数珠をはめるとすぐに激痛が走った。

「いってぇ・・・」

痛みに耐えきれずに、俺はその場に倒れた。


1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
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16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
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