1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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2.出会い


 

翌日の昼すぎに刑事の近藤から連絡が来て、昨夜の男達は歌舞伎町にある東龍組のチンピラで、俺が

助けた女の子達を居酒屋でナンパしたが失敗に終わり、腹いせでレイプしようとしたと自供したと言う。

そして、被害者の女の子2人からお礼を言っといてほしいと言われたようだ。

『それとな・・・今日になってお前を探しているのがいると情報が入ってるぞ。おそらく昨日の仲間じ

ゃないかな・・・まぁ、お前は大丈夫だろうが、気を付けることだ。いいな?』

そう言って、電話を切った。

「俺を探しているのがいる?」

俺は忘れるかのようにシャワーを浴びた。

 


 夜になると俺はいつものように歌舞伎町をフラフラしていた。

季節は4月も中旬。この時期は歓送迎会が多い時期で飲みに来ている人達も多く、街は賑やかだ。

喫煙所に行ってタバコを吸ったり、歌舞伎町内を彷徨ったりして、パーキングに戻り料金を精算しよう

とする時、俺の後ろに人の気配がして振り向くと、俺は何かで殴られ気を失ってしまった。

 

  

気が付くと何処かの倉庫内で椅子に座らされ、後ろで手を縛られていて、男達が俺を囲むようにいる。

「やっと目が覚めたな?」

少し離れた所に座っている、1人のスーツを着ている男が言ってきた。

男は昨日の事を言っていて、近藤が言ってたのはこれかと確信した。

「お前、喧嘩が強いらしいじゃん?どうよ。こいつらに勝ったら逃がしてやってもいいぞ?(笑)」

周りを見ると、男達はニヤニヤしながら俺を見ていて、手にはバットや木刀とか持っていた。

「今の言葉、嘘じゃないだろうな?」

そう言って男を睨むと、男は俺の後ろにいる奴に縛ってるのをほどけと指示をだした。

自由になった俺は立ち上がり、手首とか身体を動かした。

「・・・お前らとダラダラ付き合うつもりはないから・・・始めようか?」

「いうねぇ(笑)おい。お前らこいつをボコボコにしてやれ」

この瞬間、俺は数珠を外して後ろの男を殴り身体ごと投げつけて、その横の男に蹴りを入れると男たち

は一斉に襲ってきた。

何発か顔を殴られたり、木刀とかで殴られたが俺は男達を全員動けなくした。

「はぁはぁ・・・あとはお前だけだぞ。」

「お・・・お前、めちゃくちゃ強いじゃねぇか・・・・」

何も言わずに落ちている木刀を拾うと、横から1人の男が殴ってきた。

「いてぇなぁ」

俺は殴ってきた男を睨みつけ、ボコボコにするとそれを見ていたスーツの男は慌てて逃げだす。

男を追っていくと、歌舞伎町でも大久保の方だと気が付いた。

俺は男を路地の行き止まりに追い詰め、木刀を肩に乗せて近づくと男は懐からナイフを出した。

「そんなんで俺に勝てると思ってるのか?」

「う・・・うるせーーーー」

そう叫んで男は襲い掛かってきたが、俺は木刀でナイフを払い落とし、そのまま殴りつけた。

男は血だらけで倒れて、俺はそれを見ながら数珠をはめると、すぐに激痛が襲ってきた。

「ぐっ・・・」

フラフラになりながら歩いていくと、意識が朦朧としだし脂汗も出て、歩くのも辛くなってきた。

「くそっ・・・やばいな・・・」

パーキングまで何とか歩いて行き、車のドアを開けた瞬間に俺の意識が無くなりその場に倒れた。

 

 

 目を覚ますと俺はベットでTシャツと下着だけの姿で寝ていた。

身体を起こして周りを見ると、白をメインにしたレイアウトの女性の部屋のようだ。

「あ、目が覚めた?大丈夫?」

「・・・ここは?」

女性は飲み物を持ってきて、ベットに腰かけてきた。

「はい、これ飲んで?ここは私の部屋。私は立花麻衣」

「ありがと・・・あ、俺は・・・小暮佳悟」

飲み物を飲み、腕とか見ると傷の手当をしてくれてたようだ。

「あの・・・なんで俺を?」

「ん?ん~なんでだろ?(笑)歌舞伎町に毎日のように来てて、ちょっとした有名人でしょ?何処かの

お店に入るわけでもないし、誰かといるとかもないからさ・・・見かけるたびに気になってたんだ。で

も、なんか近寄れないオーラを感じてたけど」

俺が苦笑いをしてると、クスッと笑って昨日の事を言ってきた。

「仕事が終わって外に出た時に、あ・・・私、キャバしてるんだけど・・・血だらけでフラフラになっ

て歩いているのを見つけて・・・追いかけたら車の所で倒れてたの。もうビックリしちゃってさ(笑)

それと、ベンツに乗ってみたかったのもあって・・・それでここに・・・迷惑だった?」

俺が顔を横に振ると、ほっとした顔をして飲み物を飲みだした。

 

 

 立花麻衣。キャバをしてると言っていたが、この時は完全にOFFなのか見た目は少し派手目だが、

キャバ嬢をしているようには見えなかった。

彼女は、俺が何故ケガをして気絶してたのか聞いてこなかった。

2人で世間話しみたいなのをしていると、この後仕事があると言う。

時計を見ると、もう夕方になっている。

「あ・・・ごめん・・・じゃあ、俺帰るね。ありがと」

「ちょっと待ってて?洋服持ってくるから」

そう言って部屋から出て行ってしまった。

この後、着替えて玄関に行くと、俺に連絡先を教えてほしいと言ってきた。

俺は嫌がらずに連絡先を交換した。

「じゃあ、本当にありがと」

言うと、彼女はニコッとして手を振ってきた。

 


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