1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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10.初めてのDIVA


 

 日にちが過ぎ、今日はアストンマーチンDB11をカーショップに取りに行く日だ。

麻衣を連れて行くと、立花は俺達をガレージに連れて行く。

「お~なんかかっこいい(笑)」

ボディーカラーに合わせて、アルミホイールもガンメタ系色になってるが意外と際立つデザインで、全

体に車高も微妙だが下がっていた。

コンピューターにも手を加えていて、馬力が少し上がっていると説明され、俺が全体を見て回ると、リ

アには少し小さいウイングもつけられていて存在感が増している。

マフラーは、元々左右に1本ずつ装備されていたが、左右2本ずつに変更。

シートも交換されていて、座ると身体にフィットする。

内装や電光パネルも、標準装備から少しだけ変更され、俺の好みに代わっていた。

「立花さん。ありがと(笑)」

言うと、立花は満面な顔をしていた。 

俺は全体を見て、目立つと言って笑っていると、麻衣は俺の反応を見て笑っている。

エンジンをかけると、少し重低音のエンジン音が吹き上がり、俺は驚いた。

麻衣もこの前と音が違うと言っている。

この後、立花とスタッフに見送られて車を走らせた。

俺が少しアクセルを踏むと、速度が一気に上がり俺は興奮する。

「すげっ」

俺の顔はニヤケが収まらないでいて、麻衣も驚いていた。

 

 麻衣とご飯を食べて、お店まで送って行って俺は別れた。

歌舞伎町内をあてもなく歩いて行き、喫煙所でタバコを吸いながら歩いている人達を眺めていた。

21時を過ぎた頃に麻衣からLINEが飛んできて、例の客がこれから来店してくるという。

俺は今から行くというと、そこまでしなくてもいいとLINEがきたが、俺は行くから席を用意しておく

ようにLINEをしてお店に向かった。

DIVAの前まで行くと、黒服が俺を待っていたようで、すぐに店内に案内された。

「いらっしゃいませ。麻衣さんからお伺いしてます。どうぞこちらに」

俺を迎えてきたのは、落ち着いた雰囲気のある店長だった。

「よく歌舞伎町に来られてますよね?よく見かけております」

ニコニコしながらかしこまった口調で言ってきて、俺は苦笑いをしていた。

案内された席は他の席とは違う席で、椅子に座ると同時に瞳と言う子が付いた。

瞳は初めての来店なのに、麻衣から店長に俺の事を話していたのを聞いて、しかもVIPの席に案内され

て、俺は何者なんだと思っていたと言っている。

「私、たまに外で見かけてますよ?(笑)」

「ん?そお?まぁ・・・歌舞伎町には来てるからね(笑)」

話していると、麻衣が来て瞳と席を変わった。

「佳ちゃんごめんね・・・」

「いいよ。って、この席VIP席なの?(笑)」

聞くと、個室とフロアのVIP席があると言って、麻衣が店長に言ってここにしてもらったという。

俺が苦笑いをして例の客を聞くと、麻衣は小さく指を指した。

見てみると、おとなしそうなサラリーマンがいる。

俺はタバコに火をつけソフトドリンクを一口飲んだ。

 

話していると、向かいに座っている瞳が、俺達がしているネックレスに気が付いた。

「あ・・・あれ?お揃いのネックレスですか?」

「ん?これ?うん。そうだよ~(笑)」

瞳は麻衣の反応で驚いていて、俺達の関係を聞いてきた。

麻衣は面白がり俺の腕を組んで、どんな関係だと思うか聞いている。

「え・・・えっと・・・恋人?」

「ピンポ~ン。そうだよ~」

そう言って、麻衣は俺のほっぺにキスをしてきた。

「麻衣。大丈夫なの?」

「ん?大丈夫でしょ(笑)」

瞳を見ると、何も言えない顔をしている。

麻衣は笑いながら、瞳は麻衣のヘルプに一番入る子で面倒見てあげてると言い、普段は専門学校に通っ

ていて、夜はDIVAでバイトしていると言ってきた。

3人で話していると、麻衣は呼ばれて席を離れ、瞳がまた隣に来た。

俺はタバコを吸いながら瞳の事を聞くと、瞳は今年の春から東京に来て、インテリア関係の専門学校に

行って勉強していると教えてくれた。

話していると、少しして麻衣が戻ってきて、困った顔をしている。

「佳ちゃん聞いて?さっき、彼氏が来てるって言ったんだけど・・・信じてもらえなくて」

俺は苦笑いをしながら、例のサラリーマンを見ると、俺を見て視線を変えた。

「あ、お揃いのネックレスをしてるから、その証拠の写真撮って見せたらいいんじゃないですか?」

瞳の案で麻衣はスマホを撮りだし、俺の隣に座り瞳に撮るように言ってスマホを渡した。

「じゃあ、瞳?撮って?」

麻衣は俺に腕を組んで顔を密着させるようにしてきて、瞳は笑いながら写真を撮っている。

「ありがと~。じゃあ、行ってくるね」

そう言って麻衣はまた行ってしまった。

 

 この後、何事もなくサラリーマンは帰っていき、麻衣は俺の席に行ったり来たりしていた。

瞳はずっと俺の席にいて、俺は退屈しないでいられた。

気が付けば閉店間近になり、麻衣が戻ってきてお腹空いたと言いだし、瞳もつられてお腹空いたと言う。

「じゃあ、3人でカフェで何か食べて帰ろうか?」

「うん。あ、佳ちゃんお酒飲んでないんだよね?ごめんね・・・退屈してなかった?」

笑いながら瞳が相手してくれてたからと言って瞳を見ると、瞳は楽しかったと言ってニコニコしている。

「じゃあ、俺先に行ってるから後でおいでよ」

俺は先に言ってると言って、会計を済ましDIVAを出てカフェに向かった。

  

 カフェで待ち合わせをして、3人で軽く食事をしてから瞳を送って帰る事にした。

パーキングに行き精算をしていると、麻衣に告白した男が現れた。

麻衣は驚いて、なんでいるんだと聞いている。

俺は瞳を連れて先に車の所に行くと、瞳は車を見で驚いていた。

「ちょっと狭いけど我慢してね?(笑)」

「え?あ・・・はい」

瞳を車の後部座席に乗せて車を走らせ、麻衣の所に行き車から降りた。

「帰るよ?」

「・・・うん」

麻衣が車に乗ろうとすると、男は麻衣の腕を掴んできた。

俺は男の腕を掴み、麻衣から離すと俺を睨んでくる。

「なぁ。なに人の女に告白してんだ?それにストーカーみたいなことして・・・麻衣が迷惑してるって

気が付かないのかよ」

「う・・・うるせーーー」

そう言って、殴りかかってきて俺は軽くよけて、首を掴み足を軸に男を後ろに倒して押さえつけた。

「お前、いい加減にしろよ?警察に突き出すぞ」

言うと、男は抵抗しなくなった。

俺は男の財布とかカバンとかの中を見て、名刺を見つけると有名企業の会社名が入っていた。

「へぇ。あんた有名な会社で働いてんだな・・・これ以上何かすると、どうなってもしらないからな。

わかったか?」

男は何も言わずに俺から視線を外す。

名刺を1枚取り、車に戻ると麻衣と瞳は何も言わずに俺を見ている。

「さ。帰るよ?瞳ちゃん送って行くから道案内お願いね?(笑)」

そう言って俺は車を走らせた。

瞳を送って俺は麻衣をそのまま家に連れて帰ると、麻衣はすぐ俺に謝ってきた。

「さっきはごめんなさい・・・・」

「ん?あ~。まぁ、あれで何もしてこないと思うけどね(笑)」

笑いながら言うと、麻衣は俺に抱き着いてきた。

俺は笑いながら抱きしめて麻衣の頭を撫でていた。


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11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
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