1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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24.新たな進展


 俺は麻衣を連れて那須高原に行っていた。

療養施設に行くと、佐々木はちょうどリハビリの時間のようで、リハビリルームに行くとトレーナーと

歩行のリハビリをしていた。

麻衣を見ると、何も言わずにジッと佐々木を見ている。

「・・・私・・・何か手伝えることってあるのかな」

麻衣はここに来た時には、リハビリを手伝いたいと言ってきた。

俺が他のトレーナーに聞いてみると、手伝うってよりは側についてくれた方が本人は嬉しいはずだと言

っていて、麻衣にその事を教えると、俺に今度からここに来た時はそうしたいと言いだした。

「麻衣の好きにしたらいいよ」

「うん。ありがと」

そう言って麻衣はニコッとして、俺の手を握って佐々木を見ていた。

 

 リハビリが終わり、麻衣が佐々木の所に行くと、佐々木は嬉しそうな顔をしてきた。

この後、散歩に行こうと言って、麻衣は佐々木を車椅子に座らせて外に出ると、少し寒いが晴れていて

日差しがちょうどよかった。

この施設の敷地内では、公園のような所があり、そこに佐々木と一緒に行くと麻衣は飲み物を出してき

て、ベンチに座ると佐々木は俺の力の事を聞いてきた。

「静岡で使って以来、使ってないです。使うと麻衣に怒られちゃうし(笑)」

冗談交えて答えると、麻衣は俺の腕を叩いて笑っていて、それを佐々木が見て微笑んでいる。

「佳悟にその腕の力の事を聞いてから、いろいろ考えたんだが・・・お前のお父さんも不思議な力って

言うのかな?持っていたんだ」

「え?」

俺の親父は右腕の腕力が他の人とは違ったと言う。

見た目はわからないが、ここと言う時に力が強くなると言っている。

「佳悟の右腕の力とは違うが・・・私はお父さんのその力には驚いていたんだ。佳悟の右腕は超能力み

たいな力になるんだろうな・・・」

そう言って、佐々木は飲み物を飲んでいた。

少しして施設に戻ると、佐々木は少し休むと言いだし、俺達は今日こっちに泊るから、東京に帰る時に

顔を出すと言って施設を後にした。

 

 予約した旅館に行くと、老舗の旅館で客室露天風呂付の部屋だった。

時間的に夕飯にはまだ時間があり、時間になれば部屋に運んでくると言われた。

俺達は早速露天風呂に入ると、麻衣は俺に寄り添うようにしてきて、俺はそっと麻衣を抱きしめた。

「こうして一緒に温泉に入るのは、箱根に行った時以来だね」

「そうだね~。こうしていて・・・佳ちゃんと出会って初めてSEXしたね(笑)」

そう言って麻衣は俺にまたがるようにしてきた。

「佳ちゃん・・・」

麻衣は俺にキスをしながら抱き着いてきて、俺と麻衣はそのままSEXを始めた。

 

 夕食の時間が来て、料理が部屋に運び込まれた。

料理は郷土料理で、俺達は美味しいと言いながら食事をしていた。

食後にお酒を追加して2人でまったりしながら飲んでいると、麻衣は俺に寄り添うようにしてニコニコ

しながらお酒を飲んでいる。

「佳ちゃん?なんか箱根の時と一緒だね。お風呂でSEXして・・・ご飯食べて、こうしてお酒を飲ん

でいて・・・またSEX(笑)」

「そうだね(笑)麻衣はSEXしたいの?」

言うと、笑いながら俺もしたいんだろと言ってきた。

俺は笑いながら、麻衣を連れて布団の所に移動して、お互いに裸になり俺が麻衣を抱き寄せると麻衣は

俺に抱き着いてきて、そのままSEXを始めた。

 気が付けば朝になっていて、麻衣は俺に抱き着くように寝ていた。

顔にかかっている髪の毛をよけて寝顔を見ていると、麻衣が目を覚ましてニコッとして強く抱き着く。

時計を見るとまだ朝食の時間まで少しあり、麻衣を見ると俺をジッと見ている。

「朝食までまだ時間あるね。温泉入ろうか?」

そう言ってニコッとすると。麻衣もニコッとした。

温泉に入り、朝食を食べてからチェックアウトして、俺達は療養施設に向かった。

施設に行くと、ちょうどお昼前のリハビリの時間だった。

佐々木と一緒に行き、麻衣は側でサポートするように付き添いだし、俺はそのまま外に出て喫煙所に行

って、タバコを吸っていた。

しばらくして、お昼の時間が来て3人で食堂でお昼を食べていると、佐々木は俺に見せてもらった資料

の事を言ってきた。

「佳悟。前見せてもらった資料に、お父さんが引退した時に・・・・鈴木って専務が1人だけ会社に残

って、今行方がわからないってあったけど・・・」

佐々木が言うには、会社設立当時から親父に世話になっていた人のようで、親父も面倒見てたと言う。

俺が黙って聞いていると、鈴木も職人気質の強い人のようで現場にこだわっていたようだ。

「鈴木さん・・・お父さんが引退をした時に、土下座をしてきたんだ。」

「え?」

佐々木はその時、その場にいなくて後から人づてに聞いたと言う。

「なんでそうしてきたのかは知らないが・・・お父さんは何も言わず土下座をやめさせたみたいなんだ」

この後、食事を済ませて部屋に戻ると、俺に渡したい物があると言ってきた。

佐々木は棚の引き出しから小さな箱を取り出して、中から写真を1枚取り出して俺に渡してきた。

「お父さんと一緒に写っている人が鈴木さんだ」

見ると、笑顔で肩を組んで写っている親父がいた。

佐々木は、俺は何回か会った事があるはずだと言っているが、俺の記憶の中には鈴木はいない。

「お父さんの事をもっと知りたいなら、鈴木さんを探すといい」

俺はうなずき、スマホで写真を撮った。

少し話してから俺達は東京に帰る事にした。

「2人とも気を付けて帰るんだよ」

「お父さんまた来るからね」

麻衣の言葉で佐々木は微笑んでいた。

「じゃあ、また来ます。お体にお気をつけて」

「佳悟。無理はするんじゃないよ?」

俺がニコッとしてうなずくと、佐々木もうなずいた。

佐々木と別れ、俺と麻衣は東京に帰っていった。

 

 那須高原から帰ってきた翌日。近藤から連絡が来て、警察は拘留している菊池組から東京に来た理由

を白状させたと言う。

指示を出したのは元菊池組組長の息子。俺を探して始末するように指示されたと言ってきた。

『何でお前が菊池組に狙われてるのかはまだわからないが・・・気をつけろよ?スマホのGPSはいつ

もオンにしとくようにな。いいな?』

近藤はそう言って電話を切ってしまった。

俺は思い出したかのように親父の書斎に入った。

「確か・・・ここに・・・あ、あった」

俺は社員名簿をこの前見つけたのを思い出して、鈴木と言う男を見てみた。

鈴木は確かにいて専務をしていたようだが、社員名簿だと細かい事はわからないでいる。

「これだとダメか・・・・」

俺は諦めてリビングに行くと、麻衣が起きていてキッチンにいて、お腹空いたと言ってきた。

「佳ちゃん。パスタ作るけど・・・・食べる?」

「うん」

時計を見るとお昼になる時間で、麻衣はニコッとしてパスタを茹で始めた。

パスタを食べながら俺は来月のクリスマスの事を聞くと、お店でイベントがあると言う。

こういう時、キャバクラではイベントをして売り上げを稼ぐ。

麻衣は去年、売り上げが1位になったと笑っていた。

話していて、クリスマスの時は俺もお店に行く事になった。

 

 麻衣の仕事に行く時間になり、麻衣を送り届けて俺は歌舞伎町内をウロウロしてから喫煙所に行った。

タバコを吸っていると、沙織が俺に声をかけてきた。

「あれ?どうしたの?」

「ん?たまには飲みにいこうかなぁってね(笑)あ、佳ちゃん、何も予定無いなら付き合ってよ」

そう言って、沙織はたまに行くバーに俺を連れて行った。

バーは、歌舞伎町のメイン道路から路地裏に入った道沿いにある、雑居ビルの地下1階にあった。

店内に入ると、店長なのだろうか沙織を笑顔で迎えてきた。

俺の事を紹介すると、歌舞伎町で何度か見かけていると言い、俺と麻衣が恋人同士だと歌舞伎町内では

有名だと言ってニコニコしていた。

俺が苦笑いをしていると、沙織は笑っている。

「佳ちゃん?あれから何か調べたりしてる?」

「いや・・・何もしてない・・・・あ、親父が引退した時に会社に残った鈴木って専務の事・・・佐々

木さんから聞いた」

そう言って、佐々木に聞いた事を沙織に教えて、スマホの写メを見せた。

カウンターに置いてお酒を飲んでいると、店長が写真を覗き込んできた。

「あれ?この人・・・」

「店長、知ってる人?」

沙織が聞くと、今は来店してないけど、以前は常連客の1人だったと言ってきた。

俺達がお互い顔を見て店長を見ると、鈴木は週に数回来店していたと言う。

「この人。この街が好きで、よく来ているようでしたよ。そういえば・・・今どうしてるんだろ・・・」

「ね?この人の事何か知ってるなら教えてほしいな」

沙織の言葉で、店長は話しだした。

鈴木はよくカウンターで飲んでいて、歌舞伎町の事や俺の親父の事を話していたと言う。

どうやら、親父達はこの歌舞伎町にあるビルを何棟も建ててたようだ。

「ある日なんですけど・・・俺は社長を裏切ってしまった。最低だって言ってお酒を飲みながら泣いて

た時がありましたよ」

「あの・・・この人の住んでる所わかりませんか?今探してるんです」

俺が言うと、店長はちょっと待ってるように言ってきて奥に入ってしまった。

待っていると、少しして店長が1枚の写真とメモ用紙を持ってきた。

「これ、2年位になるのかな・・・ここで撮った写真なんですけど、お持ちの写真よりは新しいのかと

・・・
あと、今は住んでるかわからないですけど、住所です」

「ありがとうございます」

そう言って、スマホで写真を撮った。

「沙織さん。俺、この人の所に行ってみる」

「うん。これで少しは前進してるのかな?よかったね。でも・・・無理しないでね」

俺はうなずくと、沙織は乾杯しよと言って乾杯した。


1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
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16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
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