1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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18.過去がまた1つ


 

 どのくらい意識が無かったのか、俺は麻衣の声で気が付いた。

麻衣は助手席に乗って、俺に声をかけていたようだ。

「あ、気が付いた・・・・よかった・・・大丈夫?いつもの駐車場に車が無かったから何処に行ったの

かなって探しちゃった」

「・・・麻衣・・・なんでここが?」

麻衣は、この車は目立つからすぐわかったと言って笑っている。

俺は腕を動かすと痛みは完全に消えていた。

「ごめん・・・俺は大丈夫・・・それより、麻衣・・・顔・・・大丈夫?」

身体を起こして麻衣の頬にそっと手を添えると、俺の手を感じるようにして静かにうなずく。

外は夜が明けてきて少し明るくなっていた。

「帰ろ?」

「・・・うん」

俺達は家に帰った。

 

家に帰ると、俺達は着替えてそのままベットに横になった。

麻衣は俺に抱き着くようにしてきて、俺は腕枕をしてあげた。

「佳ちゃん?助けに来てくれてありがと」

俺がニコッとすると、麻衣もニコッとして強く抱き着く。

「麻衣?何であんな事になったの?」

聞くと、突然現れて酒を出せとか言いだし、女の子達にちょっかいだしたりし始めて、店長や黒服達が

止めに入ったら暴れだしたと言う。

麻衣は抵抗したら殴られたと言ってきた。

「なんか関西弁しゃべってた」

「・・・うん。しゃべってたね・・・あの連中、外でも東龍組と喧嘩してたんだよね。あれは大阪の菊

池組って言うヤクザだよ」

そう言って、最近の噂とかを教えると麻衣は何も言わなくなった。

「麻衣?一眠りしてから、警察署と・・・あと右腕使った時に行く診療所にも行ってくるね」

「うん。私も一緒に行っていい?」

俺がうなずくと、麻衣はニコッとしてきた。

この後、俺達は時間まで寝る事にした。

 

 お昼過ぎに俺達は警察署に行った。

途中まで行き、近藤に連絡をすると外で待っていると言う。

警察署に着くと近藤が外にいて、駐車場に車を停めると近藤は近寄ってきてDB11をジロジロ見始めた。

「お前、すごい車乗ってんだな・・・これ、アストンマーチンだろ?」

近藤はDB11をジロジロ見だして、俺はそれを見て苦笑いをしていた。

「お嬢ちゃん、昨日は大変だったね。傷も出来ちゃって大丈夫かい?」

「はい。ご無沙汰してます。大丈夫です」

麻衣に近藤は知り合いなのか聞くと、だいぶ前になるがDIVAで酔っ払いのトラブルがあって警察沙汰

になり、その時に近藤が来ていたと言う。

「佳悟。もしかして彼女が出来たってのは・・・相手はお嬢ちゃんか?」

「え?あ・・・まぁ・・はい」

近藤はニヤリとして、俺の雰囲気も変わってきたから、麻衣のおかげだろうと言って笑いだした。

「お嬢ちゃん、こいつをよろしく頼むわ。これでも良い奴だから(笑)」

麻衣はニコッとしてうなずいていて、俺は苦笑いをするだけだった。

近藤は調書を取る部屋に、俺達を連れて行き話しだした。

検挙したのは菊池組で間違いないと言い、今の所は動機に関しては黙秘していると言う。

東龍組組員は菊池組から仕掛けてきたの一点張りで、東郷も昨夜に同じ事を言っていたようだ。

「一応、お店から事情を聴いて被害届とか器物破損とかいろいろ届けを出してもらったんだが・・・お

嬢ちゃんも殴られたりしたから、傷害で被害届は出せるけどどうする?ついでに出していくかい?」

麻衣は俺を見てきて、俺がうなずくと近藤に届けを出すと言ってきた。

近藤はうなずき、机の引き出しから用紙を出して麻衣に書くように言って渡してきた。

「佳悟。お前、何か隠してないか?」

「え?」

最近になり、大阪の菊池組と言うワードが増えてきている。

俺に関しても、菊池組が出てきていると言ってきた。

「実は・・・」

俺は近藤に、親父の事を知り合いの弁護士にお願いして調べてもらっていて、調べて行くうちに菊池組

の名前が出てきたと説明すると、近藤は腕を組んで考えだした。

麻衣を見ると、書き込み欄に記入している。

「佳悟。お前に話さなきゃいけない時が来たかな・・・」

俺が不思議な顔をすると、近藤は俺と親父達の交通事故の事を言ってきた。

「あの事故な・・・実はまだ犯人が見つかってないんだ。車を運転してたのが死んでるからな・・・」

そう言って、近藤は現場検証の結果や捜査していて疑問に思っているのがあったと言う。

「事故の時の車な・・・大阪ナンバーのレンタカーだったんだ。レンタルしたのは架空の名前だったん

だが、借りに来てたのと運転していたのが同一人物までは解った。それと・・・事故の時、ブレーキ痕

が無く、意図的に突っ込んだという結果でな・・・」

黙って聞いていると、近藤は俺にタバコ吸えと言って灰皿を出して近藤はタバコに火をつけた。

俺もタバコに火をつけると、近藤は話しを続ける。

「あの事故な・・・怪しい動きをしていた人物がいたのが目撃者の証言とかで判明したんだ。だけど、

明確な証言じゃなかったから捜査するにも限界があってな・・・」

話していると、麻衣が書き終えたようで近藤は人を呼んで、被害届を渡した。

少し間が空き、また近藤が俺に話してきた。

「佳悟。お前が調べてるのに菊池組の事が出てきたんだろ?なんかきな臭い感じがすんだわ。こっちで

も調べてみるわ。ある意味お蔵入りした事件だが、俺はあの事故をちゃんと解決させたい気持ちが今で

もあるからな」

近藤は俺に動かずにおとなしくしてろと言って、終わりにさせた。

外に出ると、麻衣は俺に何か言いたそうな顔をしている。

俺はニコッとして、車に麻衣を乗せて走らせた。

「この後・・・診療所に行くけど」

「・・・うん」

俺はニコッとして運転していった。

 診療所に行くと、おやっさんは麻衣を見てニコッとした。

普段ぶっきらぼうにしている顔がほころんでいる。

俺は笑いそうになりながら麻衣を紹介した。

おやっさんは俺の腕をマッサージしながら、昨夜の事が街で話題になってると言ってきた。

「お前、暴れたそうじゃないか・・・力使ったんだろ?」

「・・・うん。今回、結構長時間・・・・数珠を外してた」

そう言って、外していた時の事を説明すると、おやっさんは何も言わずにマッサージをしている。

「沙織さんに親父の事を調べてもらっていろいろ解ったよ・・・それと、さっき警察署に行って刑事の

近藤さんに会ってきた。交通事故の話しになって・・・また捜査が始まるよ」

「・・・そうか」

相変わらず口数少ないと思いながらも、俺は話しを続けた。

「菊池組。親父の事を調べていって出てきた。それに昨夜のヤクザも菊池組だった。それと・・・佐々

木って言う人」

おやっさんの手が止まって俺を見てきた。

「佳悟。お前は記憶が断片的に消えている。そして右腕の不思議な力。それを解明したいような事を言

っていたな?お前は知ってどうするんだ?」

「わかんないよ。でも、少なくとも、バラバラになったパズルがはまってきているから止めたくない」

おやっさんはため息をついて、佐々木と言う人はある施設に偽名で入っていると言ってきた。

 

 おやっさんは、俺に大阪の事を話してきた。

俺と佐々木が、大阪で大怪我をして病院に搬送された時、おやっさんが担当医になったと言ってきた。

佐々木は右半身が動かなくなると言う後遺症が残ったが、俺は外傷が酷かったが完治した。

「お前、その時の記憶は残ってないんだろ?」

俺がうなずくと、おやっさんは話しを続けた。

「あの時の事件は・・・集団暴行事件って形で警察は処理したそうだ。そして、お前達を襲ったのは

・・・
菊池組だ」

「え?」

犯行理由は、親父や会社に対して嫌がらせの延長だと聞いたと言う。

何も言えずにいると麻衣も唖然としている。

「今いろいろ調べてるなら、この事もわかってくるだろう・・・佳悟。無理はするな。警察も動き出し

たんなら任せるんだ。いいな?もう帰れ」

そう言って、おやっさんは俺達を帰らせた。

外に出ると、麻衣は俺の袖を掴んできた。

「佳ちゃん・・・」

俺はフッと笑い、麻衣をそっと抱きしめた。

「麻衣?俺は大丈夫だよ(笑)帰ろ?」

そう言って、俺は麻衣を連れて家に帰った。

家に帰り、俺は麻衣をソファーに座らせた。

「麻衣?俺ね、今・・・・・親父の事とか調べてるけど後悔はしてないし、やめるつもりもない・・

・・だから中途半端に終わらせたくないから、納得いくまで調べたい」

俺が言うと、麻衣は黙って話しを聞いている。

「今、いろいろパーツがはまってきている。どんな結果になっても俺は受け入れるつもり」

「・・・うん」

俺はニコッとして麻衣を抱き寄せると、麻衣は俺に抱き着いてきた。


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16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
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