1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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33.拘留


 気が付いた時は、また病院の病室に俺は寝ていた。

顔とか銃で撃たれた腕は治療がされている。

何気に窓を見ると外は快晴で日差しが眩しい。

「あ、佳ちゃん」

「・・・麻衣」

一緒にいた瞳は近藤を呼んでくると言って出て行った。

「よかった・・・」

麻衣は隣に来て泣きだす。

俺は何も言わずにそっと抱き寄せると、俺に抱き着いてきた。

「気が付いたか」

「・・・近藤さん・・・」

何も言えずにいると、近藤はため息をついて開いているドアを閉めて話しだした。

今回の事は全員逮捕。そして元菊池組組長の息子も今までの事もふまえて現行犯逮捕したと言ってきた。

「今回は、俺はお前を逮捕しなければいけなくなった。理由はわかるよな」

「・・・はい」

麻衣と瞳は会話を聞いていて、何も言えないでいる。

近藤は大きい封筒を俺に渡してきた。

見てみると、俺の腕のレントゲン写真だった。

「お前を治療した先生がな・・・その骨に巻き付いている神経のようなのはなんだって聞いてきてな

・・・
俺も見て驚いたよ」

そう言って、俺には専属の担当医がいるからこれ以上の事はしなくていいと言って、俺が目を覚ました

ら連れて行くと言って強制的に終わりにさせたと言っている。

「・・・そうですか・・・すいません」

「お嬢ちゃんも退院できるんだろ?」

麻衣はうなずいていた。

 

 少しして、近藤は俺が乗っていたGT-Rをどうするか聞いてきた。

現在、警察署で保管していて、あちこちボコボコになっていて廃車にした方がいいんじゃないかと言う。

「あの車も、アストンマーチンと一緒で、何で違反車にならないんだ?」

俺が苦笑いをしながら、行きつけのショップにお願いして引き取りにきてもらうと言うと、今日は家に

帰って明日出頭しろと言って出て行ってしまった。

2人を見ると、俺を見て何も言えないでいる。

「じゃあ・・・帰ろうか?」

そう言って、俺は看護師に言って家に帰る事にした。

タクシーで移動している時、瞳にどうするか聞くと俺達の世話をしたいと言ってきた。

俺がそこまでしなくてもいいと言うと、お互いに片腕が使えないからやらせてくれと言う。

麻衣は瞳の気持ちに応えるように、一緒に行こうと瞳に言っている。

俺は苦笑いをして、瞳の好きにしろと言うと嬉しい顔をしてきた。

家に着くと、瞳は早速何か作るからと言ってキッチンに入っていく。

「お二人はゆっくりしていてくださね。あ・・・お風呂とか、入ってきてください(笑)」

俺達は苦笑いをして、麻衣に先に入るように言って俺はソファーに座りテレビを見始めた。

そして入れ替わりに俺も入り、腕をかばうように湯船に浸かった。

この時、俺は今までの事を振り返ってみた。

 

今まで何事もなく、何をする事もなく過ごしていて、そして麻衣と出会い恋人に。

それから菊池組。このワードで俺は親父達の事を調べ始め、そして菊池組との小競り合いが始まる。

そして子供の頃から世話になった佐々木と再開し、同時に佐々木と麻衣が親子だと発覚。

俺の過去で不明だった事を、いろいろ調べたり、佐々木から教えてもらったりして、いろいろ解った。

警察は交通事故の件を再捜査。そして菊池組の犯行とわかった事で違う角度からも菊池組の捜査もして

いき、大元の銀政会も含め一斉検挙。

そして、俺のせいで麻衣達を巻き沿いにさせて、麻衣の誘拐。

俺は全てを終わらすために暴れた。

「もうこういうのは嫌だな・・」

何気に右腕を見た。

この右腕に何故不思議な力が宿ったのか、これだけが謎に包まれたままになった。

「麻衣はこの力を使うのを嫌がってたな(笑)」

麻衣は俺が力を使うと、心配した顔をいつも見せていた。

いろいろ考えていると脱衣所に人の気配を感じ、見ると麻衣と瞳が何か覗いている。

「2人共何してんの?」

「あ、ばれちゃった(笑)瞳がね?佳ちゃん見てて、細マッチョなんじゃないかって思ってたみたいで

・・・
だからこういう時に確認できるから見てみたらって・・・その・・・」

俺は呆れた顔をしていると、瞳が思い出したかのようにご飯出来たと言ってきた。

麻衣も思いだしたようで、俺に早く出ろと言って戻って行った。

リビングに行くと、料理が並んでいた。

瞳は普段自炊しているようで、料理は得意だと言う。

3人で食べ始めると料理は美味しく、瞳に言うと嬉しい顔をしていた。

「瞳ちゃん、今日は泊まっていくんでしょ?明日からはどうするの?仕事とかあるでしょ?」

「あ、はい。明日は食材とか麻衣さんと買いに行く予定で・・・何日か分のを作り置きします。」

「瞳にそこまでしなくていいって言ったんだけどね。どうしてもしたいって(笑)」

お礼を言うと、瞳は少し照れた顔をしている。

俺は明日、警察に行くと言うと2人は何も言えずにいた。

「瞳ちゃん?麻衣を頼むね?」

「え?あ、はい」

麻衣は俺を見て何も言わないでいた。

 

 翌日。俺はカーショップに連絡をしてGTRを引き取りに行ってほしいと言い、廃車になるなら手

続きをして廃車に。修理出来るならしてほしいとお願いして、警察署に向かった。

警察署に行くと何故か沙織が外で俺を待っていた。

聞くと、麻衣から昨夜に連絡が来て、俺の事を話して助けてほしいと言っていたと言う。

いつの間にしていたのか驚いていると、沙織は俺を守ると言ってきた。

この後、近藤と会い、取り調べ室で俺は沙織と、近藤による取り調べを受けていた。

沙織は、あくまでも俺は被害者だと言い張り、全面的に戦うと言っている。

これには近藤も困惑した顔をしていた。

「警察側では・・・交通事故での両親の死亡。その前の大阪での暴行事件。そして、佳悟と菊池組の小

競り合い・・・全て繋がって佳悟は被害者にあたるのは当然なんだが・・・今回に関しては、お前を拘

留しないといけなくてな・・・」

「・・・はい。覚悟してますから大丈夫です」

沙織はいつまで拘留するんだとか、いろいろ言ってきて、近藤はせいぜい二日くらいで保釈できるはず

だと言っている。

「沙織さん。ありがと。でも、ちょっと暴れすぎちゃったのは認めなきゃいけないから・・・近藤さん

の言う通りにするよ」

「佳ちゃん・・・」

この後、俺は警察署に拘留された。

拘留室で俺は壁に寄り掛かって、今後の事を考えていた。

俺は仕事をしていないから、保釈後にどうのってのは気にしないでいられる。

だが、俺自身このまま何もしないで、歌舞伎町内をウロウロしていても駄目なのもわかっている。

実際には仕事をしなくても不自由なく暮らせるくらいのお金はあった。

考えているうちに、俺はある事を決心した。

 

 翌日の午後。沙織が接見で警察署に来たと近藤が俺の所に来た。

近藤と面会室に行くと、沙織が俺を見てニコッとした。

「拘留室って嫌な場所でしょ(笑)」

俺が苦笑いをしていると、沙織は話しを続けた。

「佳ちゃん?近藤さんとも話したんだけど、明日に保釈される事が決まったわよ」

近藤を見ると、何も言わずにうなずいている。

「昨日ね。佳ちゃんの家に行ってきたんだけど・・・もうね、麻衣ちゃんと瞳ちゃん?2人に責められ

ちゃったわよ(笑)いろいろ聞かれてさ・・・」

俺が苦笑いをしていると、沙織は保釈されるのが決まって良かったねと言ってニコニコしている。

「沙織さん。いろいろありがと」

「いいの、いいの(笑)私、佳ちゃんに出会っていろいろ体験できたし楽しかったんだからね」

俺がうなずくと、沙織はニコッとして明日迎えに来るからと言って帰った。

近藤は俺にタバコ吸いに行こうと言って、特別に署内の喫煙所に俺を連れて行った。

タバコを吸っていると、近藤が話しだした。

「お前の周りにはいろんな人がいるんだな。東龍組の組長もお前を気に入ってるって言うのを聞いてる

し・・・あの弁護士さんやお嬢ちゃん達も。って言うか、お前は不思議な奴だよ(笑)」

俺が苦笑いをしていると、ショップの人がGT-Rを取りに来てたと言ってきた。

「近藤さん。本当にすいませんでした・・・・そして、ありがとうございました」

言うと近藤は苦笑いをしながらタバコを吸っていた。

 

 翌日の午後。俺は近藤の付き添いの元、留置室から出されて警察署の入口に連れて行かれた。

入口に行くと、沙織が迎えに来ていて俺を見てニコッとした。

「じゃあ、気を付けて帰るんだぞ」

「はい。ありがとうございました」

近藤はニコッとして中に戻って行った。

「おかえり(笑)じゃあ、麻衣ちゃんたちが待ってるから帰ろうか?車持ってきたよ」

そう言って、俺にキーを渡してきた。

駐車場に行くとベンツが停まっていた。

俺は沙織を乗せて家に帰った。


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16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
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