1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
    ☆MENUに戻る☆     


32.決着


 目を覚ますと病院の病室で、隣のベットには麻衣が寝ていた。

身体を起こすと、ベットに顔を伏せるように瞳が寝ていて、そっと頭を撫でると瞳は起きた。

「あ、佳悟さん」

「瞳ちゃん。なんでここに?顔・・・大丈夫?」

言うと、涙目になりながらうなずいていて、麻衣を見ると静かに眠っている。

「目が覚めたか?もう身体は大丈夫なのか?」

そう言いながら近藤が病室に入ってきた。

「・・・はい・・・ここは?」

ここは東京の病院だと言う。

瞳は先生を呼んでくると言って病室から出て行った。

「麻衣は?」

聞くと、病院に運ばれてから目が覚めてないと言う。

俺は麻衣の寝ている横で麻衣の手を握った。

「麻衣・・・痛かったよね・・・ごめんな・・・・」

この後、瞳が先生と戻ってきて、俺はこのまま帰っていいと言われ、麻衣に関しては精神的に弱ってい

るが、銃弾は貫通していたから大事に至らなかったと言い、あとは目を覚ますだけだと言う。

近藤は俺に事情聴取をしないといけないのと、車は警察署にあると言ってきて、俺が瞳にこの後どうす

るか聞くともう少しここにいると言う。

俺は近藤と行ってくると言って、近藤と警察署に向かった。


 警察署に行くと、そのまま俺は建物の裏側に連れて行かれた。

行くとDB11が停まっていた。

「この車、なんで違反車にならないんだ?」

俺が苦笑いをしていると、車のキーを渡してきた。

「ま、とにかくだ・・・ついてこい」

そう言って俺を取調室に連れて行った。

近藤は、瞳から連絡が来て、それで現場に向かったと言ってきた。

「あの子な。泣きながらお前達を助けてって言っててな」

俺が何も言えないでいると、何故こうなったかを聞いてきて、俺が全部話すと呆れた顔をしていた。

「あの現場に行った時な・・・俺は唖然としたよ。お前1人であそこまで・・・でもな、いくらお嬢ち

ゃんを助けに行ったとしても、あそこまでされるとな・・・」

「・・・すいません」

近藤は頭をボリボリしながら、タバコに火をつけた。

「しょうがねぇな・・・本当は傷害事件なんだけどな・・・・正当防衛として始末書かけ。それでいい

や。ったく・・・」

俺が苦笑いをしていると、早く麻衣が目覚めるといいなと言っていた。

 

 警察署を出ると日が暮れていた。

俺はDB11に乗り、また麻衣のいる病院に戻ることにした。

病院に行くと瞳が麻衣の側にいて、俺がニコッとすると瞳はホッとした顔をしてきた。

瞳に少し休んだ方がいいと言うと、麻衣が目を覚ますまでいると言っている。

「麻衣・・・」

そっと手を握ると、かすかだが俺の手を握り返した。

「麻衣?」

「・・・佳・・・ちゃん・・・」

瞳を見ると、瞳は先生を呼んでくると言って病室を出て行った。

「麻衣?大丈夫かい?本当にごめんな・・・」

麻衣は何も言わずに俺を見ている。

先生が来て診察をしてもう大丈夫だと言い、俺がホッとすると瞳は麻衣の側で話しかけている。

「瞳ちゃん?ちょっと行きつけの診療所に行って来るから・・・麻衣をお願いね?」

「あ、はい」

俺はニコッとして、病室を出て行った。

「瞳・・・近藤さんに・・・連絡して?佳ちゃん・・・なんか変だった・・・」

「え?あ・・はい」

麻衣は俺の考えているのが解るのか、瞳に言っていた。

 

病院の駐車場に行き、俺は昨夜男から取り上げた携帯を取り出し電話をした。

『よう。俺を探すのは警察が邪魔して面倒だろ?』

『・・・お前・・・小暮圭吾か?生きてたのか?』

俺はフッと笑い、そう簡単には死なないと言うと黙っている。

『菊池組・・・いや、元菊池組か。組長の息子だってな?いい歳こいて何小僧1人にいきがってんだ?』

『きさま・・・』

俺はタバコに火をつけた。

『今からお前を潰しに行ってやるよ。場所を言え』

『小僧。調子こいてんやないぞ』

そう言って、場所を言ってきた。

俺は首を洗って待ってろと言って電話を切った。

「・・・行くか」

俺はDB11に乗り、一旦家に帰り車をGT-Rに乗り換えて、ある人に電話をした。

『あ、東郷さんですか?木刀を数本貸してほしいんですけど、今から行っていいですか?』

そう言って、GT-Rを走りだした。

東龍組の事務所に行くと、東郷は組長といると言って俺は組長の部屋に案内された。

部屋に入ると、2人は俺を見て顔に傷があるのに気が付き聞いてきた。

「あ・・・昨夜暴れちゃいまして(笑)」

「もしかして・・・ニュースでやってた、千葉の暴力事件に関わってるのか?」

俺が苦笑いをしていると、組員が木刀を持って入ってきた。

「今から決着を付けに行ってきますよ。これが終われば菊池組関連は終わります」

「理由はわからんが・・・うちの者を連れて行ってもいいぞ」

俺は用意された木刀を何本か持って、組長を見てニコッとした。

「いえ。俺1人で大丈夫です。じゃあ、借りますね」

そう言って俺は部屋を出て行った。

車に乗ろうとすると、東郷が出てきた。

「あんた。本当に大丈夫なのか?」

「大丈夫ですよ。だって、昨夜・・・20人近くのチンピラとかをボコボコにしたんですから(笑)」

言うと東郷は唖然としている。

俺はニコッとして、車に乗り走りだした。

 

 元菊池組組長の息子が指定してきた場所は、湾岸エリアの倉庫。

俺はGT-Rを飛ばして指定された場所に向かって走って行った。

指定された場所に行くと大きな倉庫で、通りから見ると倉庫の扉が半分開いている。

そのままゆっくりと倉庫の中に入って行くと、中の照明がついていなく真っ暗になっていて、俺がライ

トをハイビームにすると、ワゴンや車が何台も停まっていた。

すると、暴走族風の何台ものバイクが入ってきて、GT-Rの横を通り過ぎ横一列に並び、同時に扉が閉

まり倉庫内の照明がつく。

「ったく・・・俺1人に盛大な歓迎だな・・・」

様子を見ていると、バイクたちが走り出し、後ろに乗っているのが棒や木刀を出してきた。

それを見て、俺はGT-Rを走りだした。

バイクたちは四方八方に動きまわり、俺はバイクに車ごと当てて倒したりして行く。

GT-Rのボディーはへこみだし、フロントガラスが割れる。

「くそっ」

俺は何台か一緒にいるバイクにGT-Rで突っ込み、車を停めた。

木刀を持って車から降りて、数珠を外した。

バイクに乗っている奴らを木刀で殴って行き、バイクから降りてきた男達も木刀で殴ったり投げ飛ばし

たりして行き、気が付けば全員倒れて動かないでいる。

車が停まっている方に歩いて行くと、車から何人もの男達が降りてきた。

そして、ワゴンから1人の男が降りてきた。

「お前、強いな・・・だが、お前には死んでもらう」

「お前が組長の息子って奴か?俺1人に何人もたかって殺せないのに、何馬鹿な事言ってんだ?関西の

ヤクザは口だけのヘタレ集団かなんかか?」

言い返すと、組長の息子は男達に俺を殺せと指示を出した。

 俺はヤクザ達と争っていた。

だが、俺の攻撃のほうが早く、あっという間に全員倒して動けなくしていく。

俺は何度も木刀とかで殴られたりしていたが、手に持っている木刀は折れて使い物にならない。

落ちている木刀を拾うと、組長の息子は俺に銃を撃ってきた。

「ぐっ・・・」

銃弾は俺の右腕に当たり、俺は膝をついてしまった。

すると、組長の息子の側にいた男が俺を殴ってくる。

何発も殴られ俺は男に投げ飛ばされた。

「いってぇ・・・くそっ」

フラフラになりながら立ち上がると、男は俺の胸ぐらを掴んで睨んでくる。

俺は銃で撃たれて激痛がある右腕を動かして男の胸元に手をあてた。

男は俺の腕を見てきたが、俺はニヤリとして念じると男は白目をむいてその場に倒れた。

「はぁはぁ・・・ふぅ~」

「お前、今何した?」

俺は落ちている木刀を拾いゆっくりと歩き出すと、組長の息子は焦りだし銃を俺に向けてきた。

その時、俺は木刀を右腕で投げると組長の息子の横腹に刺さりそのまま車のボンネットに刺さった。

「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

落ちた銃を拾い、銃弾を取り出して遠くに投げ飛ばした。

「お前・・・いちいちうるさいな・・・」

顔を何発も殴ると、組長の息子は血だらけになり気を失った。

俺はタバコに火をつけて倉庫の外に行ってみると、そろそろ夜が明ける頃だろうか、空が明るくなって

きていた。

銃で撃たれた右腕は激痛があり、これで数珠をしたらどうなるんだろうか。

「・・・麻衣・・・痛かったんだろうな・・・本当にごめんな・・・でも、終わったよ」

タバコを吸いながら数珠をはめた。

「・・・疲れたな」

その瞬間、いつもよりも激しい激痛が俺を襲った。

倉庫入口の壁に寄り掛かるようにすると、力が抜けてそのまま崩れるように下に身体が沈んだ。

そして腕を押さえたまま、俺の意識は飛んだ。


1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
    ☆MENUに戻る☆