1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
6,旅行   7,運転手 8,大阪   9,アストンマーチンDB11  10,初めてのDIVA
11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
31,菊池組との抗争 32,決着 33,拘留 34,今後の行く末 35,最終章
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3.関係


 

 車に乗り、スマホの着信とか確認しながらタバコに火をつけた。

スマホでLINEを見ると、河合沙織から送られてきていた。

河合沙織。彼女は弁護士をしていて、出会ったのは1年位前に飲み屋の外でチンピラに絡まれているの

を助けたのがきっかけだった。

この時、俺は彼女の目の前で数珠を外して力を使った。

それから何かあると俺に連絡をするようになったり、今では仕事の案件によっては呼び出され、運転手

や用心棒的な事をしたりしている。

そして俺の力の事を気にしてくれたりもする。

LINEで返事をするとすぐに返事が来て、この前の分のお給料を渡したいと言う。

車のナビで現在地を確認すると、沙織の事務所までそんなにかからないで行けそうだ。

[うん。15分くらいでいけるけど]

[じゃあ、事務所にいるから駐車場に着いたら連絡して?]

俺は車を走らせた。 

 

事務所のあるビルの地下駐車場に車を入れてLINEを送ると、待っているようにと返事がきた。

タバコを吸っていると、数分後に沙織が降りてきて車に乗ってくる。

「急に呼び出してごめんね。はい、これ。って・・・顔とかどうしたの?喧嘩でもしたの?」

沙織は仕事で俺を使うと、バイト料として払ってくれる。

最初はいらないと言っていたが、交換条件でSEXをする事で少し多めに俺に払ってくれている。

「あ・・・うん。ありがと・・・ちょっとね」

「そっか。ね?ご飯食べよ?いつものホテルに行って?」

俺が苦笑いをして車を走らせると、沙織はスマホをいじりだした。

ホテルに行き、ルームサービスを頼んで食事をすると、沙織は俺に甘えてくる。

沙織は俺よりも一回り年上で、キャリアウーマンみたいにカッコいい。

だが、俺に抱かれるときは可愛く甘えてきて、このギャップが俺の興奮度をいつも高めてくれていた。

 ベットで俺は沙織に腕枕をしてあげていた。

この時、沙織は俺の右腕の傷跡をよく触ったりしている。

「圭ちゃん。最近、力を使ったりしてるの?」

「え?あ・・・うん・・・ここ数日で2回・・・」

俺はレイプされそうになっている女の子を助けた時に数分だけ使い、その翌日にチンピラに絡まれて仕

方なく使って、その後に気を失った事を話すと、沙織は驚いている。

「意識を失ったりしてるの?前は痛みだけだって言ってたけど」

今回が初めてだと答えると、沙織は俺の腕を触りながら、心配する顔をしている。

「この腕の力って・・・毎回思うんだけど、何でなんだろうね・・・でも・・・圭ちゃん?力を使った

後に気を失うとかあるなら、無理しちゃダメだよ?いい?」

俺はニコッとして沙織を抱きしめキスをすると、沙織はまたSEXを求めてきた。

 

 翌日の朝。沙織は早くにホテルを出て行った。

俺はチェックアウトの時間ギリギリにホテルを出て、そのまま一旦家に帰って着替えてから、歌舞伎町

の片隅にある診療所に行くと、看護師が珍しい人が来たと言いながら笑っていた。

この診療所は、右腕の事で世話になっている先生がいる。

実際には、俺が交通事故の時から世話になっている先生だ。

俺は、「おやっさん」と呼んでいて、いつもそっけない態度で俺に接している。

腕の力を使うと、俺はここに来る。

「一昨日の夜に歌舞伎町でチンピラ同士の喧嘩があったようだが、お前が絡んでるんじゃないのか?そ

の場にいたのはみんな大怪我をしているって聞いたぞ」

「・・・そうっすか」

俺は力を使った時、その時の使い方で意識を失うのが解ったと言うと、力を操るのが出来るようになっ

たんじゃないのかと、言ってきた。

「力を使うなって言ってもお前は使うだろうな・・・だが、話を聞いているとお前の命に係わる可能性

もあるから危険だ。その辺をよく考える事だな」

「・・・・わかってるよ」

おやっさんは、フッと笑い治療を終わりにした。

診療所を後にして、俺はそのまま歌舞伎町の喫煙所に歩いて行った。

喫煙所でタバコを吸いながら時計を見ると、まだ午後4時が過ぎた時間だった。

「よう。こんな時間から珍しいな(笑)」

声をかけてきたのは、刑事の近藤だった。

「お前、おとといの夜に暴れたろ?」

そう言って、相手のやられ方が殴り合いとしても、損傷が酷かったから予想はしていたと言う。

俺が苦笑いをしていると、近藤が相手は歌舞伎町で事務所をかまえている、東龍組のチンピラだと言う。

「カラオケの件で、お前に仕返しでも考えたんだろ・・・あいつらも馬鹿だよな。お前に勝てると思っ

てたようだ()

俺が何も言わずにタバコを吸っていると、近藤はあまり派手に暴れると、俺を捕まえなきゃいけないか

ら気を付けろと言う。

「わかってますよ(笑)俺から仕掛けないって近藤さんも知ってるでしょ?」

言うと、近藤は笑いながらその場を去って行った。

 

いつもよりは時間的に早いが、家に帰るとスマホにLINEの着信音が鳴った。

見てみると、麻衣からで一昨日の喧嘩の事が書いてあり、LINEで送るのを悩んでいたと言う。

俺はLINEに関しては好きな時に送ってきてもいいと送り返すと、嬉しいスタンプを送ってきた。

そして、歌舞伎町に来てお店の前を通った時、お客さんの送りで外に麻衣がいたら話しをしようと言っ

てきて、お店の名前を教えてきた。

俺はその時は声をかけると送り返すと、約束だよと返ってきた。

 

 翌日の夜。俺はいつものように歌舞伎町に出かけていた。

少し街を歩いてから喫煙所に行くと、1人の男に気が付いた。

「あ、佳悟さん。こんばんわっす」

「よう。哲か。元気か?」

男は哲。勝手に俺の舎弟だと言っているが、何処か憎めない奴で俺は何気に可愛がっている。

「あ、ここ数日。歌舞伎町で話題のネタ知ってます?」

「ん?あ~。喧嘩があった事だろ?」

哲は東龍組が誰かにボコボコにされて、やったのは誰だとネタとして話題になってると言う。

俺は笑いながらタバコを吸っていると、ある事を思い出した。

「哲。お前キャバクラ詳しいか?」

「え?佳悟さんからキャバクラってワード出るのって珍しいっすね(笑)」

俺はDIVAと言うお店で、名前はわからないと言って麻衣の特徴を教えると、お店は歌舞伎町界隈でも

5本の指に入る有名なキャバクラで、おそらく名前は麻衣のままで人気キャストじゃないかと言う。

「その子がどうしたんですか?」

哲の反応に俺はニコッとして、美味しいものでも食えと言って少しお金を渡しその場を去った。

 

あてもなく歩いていると、誰かが俺の名前を呼んでいるのに気が付いた。

「あ~やっぱ佳悟君だ~」

そう言って、後ろから走ってきて麻衣が腕を組んできた。

「え?麻衣・・・ちゃん?」

「うん。麻衣ちゃんで~す(笑)」

麻衣はお客さんを送りに外に出たら俺を見つけたと言う。

「酔ってるの?(笑)」

「ん?少しね~(笑)」

ドレスに着飾った麻衣の姿を初めて見た。

麻衣はスタイルがいいせいか、ドレス姿がすごい似合う。

話しているとビルの入口にあるお店の看板に気が付いた。

「あ・・・」

看板の上段には3枚の大きな写真があり、そこに麻衣がいた。

麻衣を見ると俺にピースサインをしてニコッとしている。

ビルを見ると、キャバクラ等が入っているビルで歌舞伎町でも大きなビルに入る。

麻衣のいるDIVAはその1階にあるようだ。

「あ、ねぇねぇ。この後って何か予定あるの?」

「え?何もないけど・・・」

答えると、今日はお店が暇で1時間後に帰れるからご飯食べに行かないかと誘ってきた。

「え?あ・・・うん。いいけど」

「ホント?約束だよ?じゃあ、仕事終わったら連絡する~。じゃあ私お店戻るね~」

そう言って、手を振りながら走って戻って行ってしまった。

唖然としながら見送り、俺はそのまま喫煙所の方に歩いて行った。


1,腕に傷を持つ男と不思議な力 2,出会い 3,関係 4,ドライブ 5,お互いの事を話す
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11,ストーカーとヤクザ 12,同棲 13,菊池組と過去 14,過去を模索 15,親父の記憶と菊池組
16,菊池の動き 17,菊池雲の動き2 18,過去がまた1つ 19,佐々木と言う男  20,佐々木との再会
21,新たな動き 22,過去の記憶が新たに 23,那須高原 24,新たな進展 25,鈴木と言う男
26,鈴木と菊池組 27,新たな過去と菊池組 28,激化してくる菊池組 29,久々な普段の日常  30,誘拐
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