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17,残党狩り2 ホテルに戻ると、俺は名簿を見て携帯番号が書いてあるのを確認した。 博多の1人の名前を使い、ショートメールを送った。 [エージェントがパームアース残党狩りを始めた。 日本からしばらく離れよう。一度、東京で会わないか?逃げるための手配はしてある。 明日東京に行く。みんなも集まってくれ] この後、時間と場所を書いたショートメールをまた送った。 葵はそんなので集まるのか聞いてきて、俺は笑いながらパームアースを自ら潰したエージェントが敵に なった時点で、恐怖に怯えてるはずだと言い、そんな時に逃げる手配をしてあると仲間が言えば集まる だろうと言うと、葵は苦笑いをしていた。 「明日の夜に行ってみよう。来なかったらそれぞれ行くしかないけどね(笑)」 そう言って俺はタバコに火を付けた。 俺はその時に武器も処分しようと言い、残っている武器とかをバックとかに入れていった。 そして、翌日の夜。俺と葵は指定した場所にアストンマーチンとレクサスの車2台で向かった。 指定した場所は、青海埠頭近くにある倉庫。 集合時間までは少しあったが、俺は倉庫の入口が見える所に車を停めて、葵にこっちの車に来るように 「来るのかな」 「ん?どうだろうね(笑)まぁ、来なかったらそれぞれ始末するだけさ」 そう言って俺はタバコを吸いだした。 しばらくして時間になり、倉庫の方を見ていると人影が見えた。 「来たか」 様子を見ていると、1人ずつ倉庫に入って行く。 そして5人が倉庫に入った時、俺はアストンマーチンを走らせた。 倉庫に入り、ハイビームで照らすと5人がまとまって立っている。 車から降りて葵にシャッターを閉めるように言うと、葵はシャッターを下ろす。 「お・・・お前は・・・005」 5人は慌て始めて、俺が銃で1発上に向けて威嚇射撃をすると、5人の動きは止まった。 「ようこそ。嘘のメールを信じてまんまとひっかかったね(笑)」 5人はそれぞれ顔を見合わせている。 メールを送ったのが俺だと教えると、パームアース残党狩りの事を言ってきた。 「残党狩りは嘘じゃない。現に、博多と大阪にいる残党を始末した」 「・・・何で・・・そんな事をするんだ?」 俺はフッと笑い銃を向け、パームアースは今の時代にはいらない。だから潰した。 そして生き残りを野放しにしとくと、また新たに組織が生まれる。だから残党狩りをしていると言うと、 男達は逃げようとした。 俺は銃で撃って行き、抹殺していった。 倉庫の中は乾いた銃声が響いていた。 「・・・終わったな」 俺は車を倉庫の真ん中に停めて、爆弾をセットして全部消滅させると言うと、葵はうなずいてきた。 倉庫内に何か所も爆弾をセットしていき、俺はアストンマーチンにも爆弾を置いた。 「これも・・・もういらないよな」 そう言って持っていた銃も、ホテルから持って来た銃等も一緒に置き、葵を連れて外に出ていった。 レクサスが停めてある所に歩いている時、俺は爆弾のスイッチを押した。 倉庫内で爆発が一斉に始まり、火災が起きる。 レクサスに乗りエンジンをかけると、大きな爆発が起きた。 「帰ろうか」 言うと葵はうなずいた。 車を走らせると倉庫は炎に包まれるようになり、最後の爆発が起こる。 俺達はそれを背に離れて行った。 ホテルに戻ると、テレビでは倉庫の爆発事件として報道が流れていた。 同時に、博多と大阪でまた銃で撃たれた死体が発見されたと流れた。 「もう・・・これで終わった」 「・・・うん」 これで美月と隼人が退院するだけだと言うと、葵は何も言わずにうなずいた。 俺はクローゼットの扉を開けて1つのバックを持ち出し、銃を取り出すと葵は驚いた。 「武器とか・・・倉庫に」 「ん?あ、これ?残党狩りは終わったけど・・・どうしても最後にしなきゃいけないだろうと思ってる 事があってね(笑)」 そう言って、明日付き合ってくれと言うと、葵は何をするか聞いてきた。 「パームアースは無くなったが、創設者はまだ生きている・・・だから、本当に最後のミッション(笑)」 この時、葵は何を言っているか理解出来たようだった。 そして翌日の朝。俺は防衛大臣の家に行くと、SPが外を警戒していた。 車を家の前に停めるとSPが寄ってきて、俺はSPを次々に倒して、葵と一緒に家に入って行った。 リビングに行くと、防衛大臣は驚いて動けないでいる。 「おはようございます。朝早くからすいません」 「こ・・・今度はなんだね」 キッチンの方を見ると、奥さんと子供がいた。 一旦ここから出てほしいと言うと、大臣が奥さんに言い、子供を連れてリビングから出ていってくれた。 俺はそのまま向かいのソファーに座ると、葵は俺の後ろに立った。 「パームアースが今、どうなってるかご存知ですよね?」 聞くと、知ってるし俺がやった事も知っていると言う。 現在パームアースに関わっているのが防衛大臣と官房長官だけで、他は全員死亡と言うと顔が引きつる。 「ど・・ど・・・どうするつもりだ」 「どうもしませんよ(笑)あなたには奥さんもいるし、可愛いお子さんもいる。実際にはパームアース の創設者の1人だとしても何もしてない・・・俺はあなたと官房長官を殺しません」 言うと、何処かホッとした顔を防衛大臣はしてくる。 「ですが・・・今後の事を考えて、お二人には懺悔をしてもらおうと思いまして、来ました」 そう言って、今の地位を退任して政界から消える事を言うと、馬鹿げた事を言うなと言ってきた。 俺は銃を取り出し、防衛大臣に向けると黙って何も言わなくなった。 「まだわからないようですね・・・パームアースは無くなっても、唯一生き残ってるエージェントが2 人。バディが2人いるんですよ。わかりますか?」 言うと、防衛大臣はビクビクしながらうなずいた。 俺は最終確認としてもう一度、さっき言った事と同じ事を言うと、防衛大臣はうなずいてきた。 「じゃあ、お願いしますね。あなたたちの動き次第では俺達は動き、容赦なくあなたを始末しますし、 余計な事をしても同じです。よろしく頼みますね」 「わ・・・わかった」 俺はニコッとして、朝から申し訳ないと言ってお辞儀をして葵を連れて家を出た。 そのまま官房長官の家に行くと、丁度家を出た時だった。 追いかけるように走って行くとすぐに追いつき、俺は道を遮るように車を停めた。 SP達は車から降りてきたが、俺と葵で次々と倒して行く。 そして官房長官の乗っている車に乗ると、官房長官はオドオドしている。 「おはようございます。先日はありがとうございました」 「・・・今度は何のようだね」 俺はニヤリとして、防衛大臣と同じ内容を言い、今の地位を退任。政界から消えるよう話した。 「そんなこと・・・簡単に出来るわけないだろ」 「そうですか?じゃあ、死んでもらいますかね」 そう言って銃を向けると、待ってくれと言ってきた。 俺はパームアースが無くなり、関わっているのも全員死亡。残りは創設者を始末すればこの世にあんな 組織は出てこないと言うと、諦めたのか黙ってしまった。 「エージェントはバディも入れて4人いる・・・そのエージェントが動いたらどうなるか理解してるは ず。簡単な事です・・・・こちらの要望を受け入れてくれれば俺達は何もしません」 「わ・・・わかった」 俺はニコッとして、早急にお願いしますと言って車から降りると、葵は車を俺の前に停めた。 そのまま車に乗ると、葵は車を走らせその場を去っていった。 この日の夕方。官房長官と防衛大臣が揃って退任の表明をして、政界引退をすると発表があった。 突然の発表によりマスコミは大騒ぎになり、テレビでも国会議事堂とか首相官邸等から生中継をしだし て騒いだ。 これで、本当に全て終わった。 翌日、病院に行くと2人はニュースで知ったようで、俺と葵に問い詰めてきた。 葵は俺を見てきて、俺が説明すると言い話しだした。 今現在、パームアースに関わっている人間は、俺達と官房長官。防衛長官で、それ以外は1人も生きて いない。 それは俺と葵で、残党狩りをしたからだと言い、官房長官と防衛大臣の政界引退の事は、俺が直接お願 いしたと言うと2人は言葉を失っていた。 「もう自由だ。これから新しい人生を迎える。だから2人は早く退院出来るようにしないとね(笑)」 2人は俺の言った事にたいして苦笑いをしていた。 |