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13,パームアース本部へ クルーザーは静かに動き出し、俺はドローンを飛ばした。 ドローンがゲートに飛んで行くと、ゲートにいる警備達がドローンに向けて銃を撃ってくる。 俺は操作をしてなんとか回避しながらゲートに向けて飛ばしていき、ゲートに激突したと同時に爆発し てゲートが壊れて警備員達が吹っ飛んだ。 「美月?セキュリティーを解除して?上陸するぞ」 言うと、隼人がクルーザーを岸に付けて、美月がセキュリティーを解除した。 俺達は荷物を持ち陸に上陸すると、遊軍達がゲートに向かって何人も走ってきた。 隼人は早速ロケットランチャーを撃って行くと、遊軍達は爆発で吹き飛んでいる。 俺達は手りゅう弾を投げたりサブマシンガンで撃って行きながら、建物に向かって走っていった。 建物近くまで行き、俺はアーチェリーの矢先に弾薬を付けて撃つと、入口のドアが爆発する。 サブマシンガンで撃ちながら中に突入していくと、遊軍部隊が待ち構えていて、俺達に銃を撃ってきた。 2手に別れ、俺はまたアーチェリーで矢を飛ばし爆発させていく。 奥まで行くと階段があり、俺たちは周りを気にしながら上階に走って行った。 最上階まで行くと、下の階部分で隼人と葵が手りゅう弾を使いトラップを仕掛けている。 俺は静かにドアを開けようとするが、新たにセキュリティーがかかっているのに気が付いた。 美月を見ると、俺を見てうなずき持ってきたタブレットで何かしだす。 「いけそうかな?」 「・・・なんとかする」 俺はうなずいて階段の下を見ると、銃の音はしなかった。 【隼人。下の階はどうなってる?】 【追手がこない・・・なんか変だ】 俺はトラップをそのままにして来てくれと言って、2人を呼んだ。 「達也?OKよ」 俺はニコッとして、静かにドアを少し開けると気配を感じ、俺はドアを閉めた。 後ろを見ると、隼人と葵が合流してきた。 俺はアーチェリーの矢を何本か用意して、美月に俺が合図をしたらドアを開けるように言い、隼人と葵 に援護をと指示を出して、アーチェリーを構え美月に合図をすると、美月はドアを開けた。 同時に俺は中の天井に向けて矢を飛ばすと、天井にあたり爆発をして崩れ出す。 そして隼人と葵はサブマシンガンで乱れ打ちを始めた。 俺は矢を次々に飛ばしていき、爆発と隼人達の援護であたりは煙が充満ししだし、警報とスプリングク ーラーが作動した。 しばらく俺達は陰に隠れるようにしていると、静かになった。 そっと覗くと遊軍部隊たちは全員倒れているのが見える。 通路に出るといくつも部屋があり、奥に行くと他の部屋とは違う観音扉のドアがあった。 3人に合図をすると、美月と葵は両サイドに別れドアノブに手をかける。 俺と隼人がサブマシンガンを構えると、2人はドアを開けた。 すると、窓際で外を見るように1人の男が座っていた。 「やっときたな。005。004・・・そしてバディのMとAよ」 そう言って振り向いて俺達を見た。 「・・・001」 隼人の言葉に、俺はサブマシンガンを構えなおした。 「005。いや・・・記憶がもう戻ってるから、山上達也よ。記憶が戻った気持ちはどうかね」 俺が静かに中に歩いて行くと、隼人達は援護射撃出来る体制を取った。 「・・・気分悪いね。おかげでパームアースなんかはいらない、あってはいけないと思ったよ」 001は俺の言葉に不気味な笑いをしてきた。 すると、背後から美月と葵が一瞬の間に倒された。 隼人は瞬時に反応して身を構えたが、壁に投げ飛ばされる。 「002・・・なんで・・・死んだはずじゃ」 002の回し蹴りでサブマシンガンは蹴り飛ばされ、俺は殴られて投げ飛ばされた。 俺が立ち上がると、002はそのまま001の横に立った。 001は不気味な笑みを浮かべている。 「驚いたかね。クローンだよ。パームアースはお前達のような優れたエージェントのダミーを作る研究 もしているんだよ。お前が殺した002はクローンで、今ここにいる002がオリジナルだ」 周りを見ると、美月と葵は苦しそうな顔をして起きれないでいる。 隼人も同じように立ち上がれないでいた。 「やはりパームアースは日本に・・・いや、この世にいらない」 瞬時に俺は腰に下げていたサバイバルナイフを下手投げで002に投げた。 002は手ではじき返したが、俺は腰の銃を取り出し撃つと眉間に命中しその場に倒れた。 001はそれを横目で見ていたが顔色変えずにいる。 「やはりお前の瞬時の判断や動きは他のエージェントとは違うな・・・002を簡単に倒せるとは」 俺はそのまま銃を001に向けた。 「俺達を元に戻す解毒剤は何処にある」 「お前達に私は撃てない。それに知った所でお前達は生きてここから出れない」 そう言って001は俺を睨んでいる。 俺は銃を001に向けて引き金を引こうとしたが指が動かない。 何度も試みたが俺の指は引き金を引こうとする動きをしてくれなかった。 「お前達は私に反抗できないのだよ。わかったかね」 「・・・だったら・・・これでどうだ」 俺は手りゅう弾を持ち、ピンを外して001の方に投げて、それを銃で撃つと手りゅう弾は爆発して、 001は後ろに飛ばされた。 3人に大丈夫か聞くと、3人ともうなずいている。 001の方を見ると血だらけで立ち上がってきた。 001の方に走って行き、勢いをつけてデスクを足で押すようにすると、001は窓に勢いよくデスク 事押されるようになり、窓が割れて外に弾き飛ばされた。 下を見ると001は微かに動きはあるが、立ち上がってこなかった。 「・・・みんな・・・このまま001を始末するけどいいかな」 聞くと、3人は何も言わずにうなずいてきた。 俺はアーチェリーを持ち、目を閉じたまま001の足元に落ちているデスクに向けて矢を飛ばした。 そしてデスクごと爆発して、001は動かなくなった。 美月と葵を起こしてあげて、隼人に起きれるか聞くとフラフラになりながら立ってきた。 俺は部屋にあるもので解毒剤に関する事を探し始めると、隼人は研究室に行こうと言ってきた。 「研究室の誰かなら知っているかもしれない」 「・・・そうだな」 移動していくと建物内では俺達に攻撃してくる遊軍達はいなかった。 研究室に行くと逃げようとしている研究員達がまだいて、俺は1人を捕まえるとビクビクしている。 「俺達に投与している薬の解毒剤は何処にある」 「・・・あ・・・あなた達が破壊した施設の地下だ・・・」 解毒剤は地下から本部に行くための通路入口にある部屋の奥にあると言っている。 「あんな所に・・・・」 「だが・・・あなた達が爆破させたお陰であの部屋も残ってるのかどうか・・・」 俺はため息をつき銃をおろした。 「みんな・・・時限爆弾を仕掛けてここは引き上げよう」 そう言って廊下に出ようとするとみんなは何も言わずについてきた。 各自別れて時限爆弾を設置して、俺達は外に出ていった。 4人が合流すると、何も言わずにクルーザーが停泊している所に歩き出し、そして爆弾は爆発しだした。 地響きとともに爆発が起こり、建物は崩壊していく。 俺達はそれを見ずに歩いていった。 クルーザーに戻ると、俺はそのままエンジンをかけて走らせた。 少し走らせて、俺はクルーザーを止めて中に降りて行くと、3人は何も言わずに俺を見ている。 俺は一呼吸をしてニコッとした。 「001は死んだ。これでパームアースの機能は死んだはず・・・解毒剤・・・施設の地下らしいけど・・・ 俺達が建物を爆破させたからどうなってるかわからない・・・ごめん・・・俺のせいだよな」 言うと、隼人は笑いだした。 「お前らしくないな(笑)俺と葵はお前の味方になった時点で・・・どうなろうが受け止めるつもりで いたんだ。今さら驚かないよ」 そう言って、隼人は葵を見ると隼人を見て笑いだし、俺が苦笑いをしていると美月も笑っている。 「ありがと。じゃあ・・・施設に行ってみるか・・・・今日はとりあえず、ホテルに戻ろう」 そう言うと、隼人は何処かに電話をし、クルーザーを乗った桟橋まで行ってくれと言ってきた。 ホテルに戻り、隼人達と別れ俺は美月と部屋に入った。 ソファーに座りため息をつくと、美月は何も言わずに俺を抱きしめてきた。 「・・・美月・・・ごめんね。解毒剤・・・手に入らなかった。この先、俺達はどうなるか・・・」 「自分を責めないで?私は何とも思ってないよ?隼人と葵も私と同じ思いだと思う。」 俺は何も言えずにいて、美月は何も言わずに俺を優しく抱きしめてくれていた。 少しして、俺は思いだしたかのように隼人と葵を呼んだ。 2人が来て、俺はみんなに施設爆破時に時限爆弾は何処に設置したのかを聞いてみた。 「何で今になって?」 隼人が言ってきて、俺はニコッとして施設の地下1階は武器倉庫。かなり頑丈に作ってるはずだと言い、 施設と本部間にトンネルを作ったのなら、どっちもその部分は簡単には崩れ落ちないようにしているは ずだと言うと、3人は納得した顔をしてきた。 明日もう一度本部に行きたいと言うと3人は驚いている。 「お前らしい思い付きだな(笑)確かに、達也が言っている事に一理あるな・・・賭けてみるか」 隼人が言うと、美月と葵はうなずいて俺を見てきた。 おそらく今は警察も動いてたり消火活動とかもしてるだろうから、それが落ち着いてから動こうと言う と3人はうなずいていた。 俺達は交代で本部を偵察していた。 2日後、本部の敷地周りは立ち入り禁止になっていたが、建物の消火活動は終わっていて骨組みが少し 残っている状態だった。 そして、偵察を継続し、4日目に俺達は本部に向かった。 敷地内に潜り込み、建物のあった所まで行くと、葵はタブレットで図面を出して階段の場所を調べる。 「この先に階段があるはず」 言われた所に行ってみると、ガレキで階段が塞がれていた。 ガレキは思ったより大きいのが多く、素手では無理なようだ。 俺は何気にガレキを上から思いっきり踏みつけると少し動いたのに気が付いた。 銃で何発かガレキに撃ち、少し大きなガレキを叩きつけるとガレキは崩れ、少し穴が開き階段が見えた。 「達也さん。手りゅう弾使ってみましょうか?」 葵は笑いながら何かの時にと思って、数個の手りゅう弾も持ってきたと言う。 隼人も知らなかったようで笑っている。 俺は持ってきた手りゅう弾を置いて、みんなと離れて銃で手りゅう弾を撃つと、爆発して地面が崩れ落 ちるように穴が開いた。 俺達はお互いに見て、中に入っていった。 ガレキの中を地下に降りて行くと、予想通り頑丈に出来ていたようで崩れずに残っていた。 俺達はそのまま更に降りて行くと、車が2台停まっていてトンネルがあった。 「あった」 俺が言うと美月と葵は嬉しそうな顔をしている。 「行くか。俺が運転するよ」 そう言って隼人が運転席に乗り、俺達も車に乗った。 トンネルを走って行くと、葵がトンネル内がGPSの電波が届かないと言っている。 しばらく走って行くと、ガレキが落ちているのが目立ちはじめ、行き止まりになった。 「ここだな」 そう言って俺が車から降りると、みんなも降りてきた。 施設の地下はだいぶ崩れているが、少し原型は残っていた。 俺達は1つの扉を見つけると、自動ドアで電源が入ってないのと少し曲がっているので開かない。 みんな言葉に出ないでいると、俺はみんなに銃弾はどれくらい持っているか聞いてみた。 すると、美月と葵は銃弾を箱で持ってきていると言う。 「じゃあ、必要なのだけ残して銃弾に入っている火薬を使ってドアを壊そう」 言うと、3人は銃弾から火薬を抜き取りドアの所にまとめて置いて行った。 少し離れて俺が銃で撃つと、ドアは爆発して壊れた。 こじ開けるようにドアを開けると、エレベーターと階段。そして奥に扉があった。 そのまま扉の所に行くと電子ロックのドアで、美月に聞くと電子ロックは電源が入ってないから、開け られるはずだと言っている。 隼人が銃でセンサーを撃って行くと、ドアが手で開けられた。 中は研究が出来るようで、いろいろ物が置いてあり、手分けして解毒剤を探す事にした。 |