01-目覚めて知る正体と組織 02-ミッション 03-パームアースと自分の能力 04-テロリスト「ゲノム」 05-ゲノムからの挑発
06-再びゲノム動く 07-完全に蘇る過去の記憶 08-テロ集団、ゲノムを始末 09-005と004の反乱 10-作戦会議
11-防衛大臣と官房長官 12-パームアース本部へ突入準備 13-パームアース本部へ 14-新たな敵 15-解毒剤
16-残党狩り 17-残党狩り2 18-最終章 ☆MENUに戻る☆  


4,テロリスト「ゲノム」


 

 俺はパームアースの事を美月に聞く事もなく、2人で普通に生活をしていた。

そして12月になると、何者かから東京の何処かに爆弾を仕掛けたと、テレビの電波をジャックをして

文字だけの予告状が流れ、テレビを見ていた国民から各テレビ局に問い合わせが殺到。

ネットやマスコミも騒ぎ出し、内閣総理大臣はテレビを通じて緊急記者会見を開き、くれぐれも気を付

けるようにと言っているが、予告状を信じているようには見えなかった。

警察は巡回強化。自衛隊は出動し爆弾調査を開始した。

爆破予告は、24日のクリスマスで、時間と場所を指定せずに爆破すると言う内容のようだ。

この時、パームアースとオンラインにつながっているパソコンが何かを受信した。

見てみると、組織は現在調査をしている。エージェント達は待機するようにと書いてあった。

 

 

 

 数日後。犯人は日本政府に不満を思っている集団。「ゲノム」だと本部から調査結果が送られてきた。

現在はゲノムの居場所を調査中で、解り次第始末するミッションに切り替わるようだ。

美月は、クローゼットを開けて銃を挿せるベルトとベレッタを2丁、そして予備としてマガジンを2つ

出してきて、俺に渡してきた。

俺は何も言わずに受け取り銃弾を確認してベルトに差していると、美月は銃弾の箱を出していた。

準備を終える頃には外は暗くなっていて、美月はご飯を作ると言ってキッチンに行ってしまい、俺はす

ぐ動けるようにテーブルの上に置いて、ソファーに座りタバコを吸いながらテレビを見始めた。

 

 

 

 食事をしている時に俺は何気に、ミッションの時の事を聞いてみた。

美月が言うには、ミッション時にその場を仕切る指揮官がいて、単独なら指揮官はないが今回のような

時は誰かが指揮官になると言っていた。

食後に、美月はノートパソコンでパームアースのデータベースにアクセスした。

002は001の次にエージェントを仕切れる程の人で、冷静沈着な人だと言う。

003は口数は少ないが判断力に優れていて、002の信頼があり、よく一緒に動いている。

004は俺と年が近いせいか一緒に訓練をよくしていたと言う。

エージェント達は、普段滅多に会う事もなくミッションで会ったとしてもほとんど会話もないし、ミッ

ションが終了するとその場から速やかに撤退すると言う。

「私ね?004のバディをしている子・・・葵って言うんだけどね。仲が良かったんだ・・・」

今はお互いにエージェントのバディとして動いているから、連絡とったり会ったりもないと言う。

「美月は組織を辞めようと思わないの?」

「・・・・よくわからないんだ。組織の1人として動くようになった時には過去の記憶もなかったし・・・

でも、今は達也のバディとして組みたかったのが叶ったから(笑)」

そう言って美月は少し照れ気味に、俺と組みたいって001に直談判したと言う。

「そっか・・・実際に俺と組んで後悔してないの?」

言うと、笑顔で後悔はしてないし、これからもずっと一緒にいたいと言っている。

なんで俺と組みたいって思ったのか聞くと、美月はクスッと笑った。

「私ね。訓練中の達也達を葵とよく見てたんだ。そしていつか達也のバディとして動きたいって」

そう言って、美月は腕を組んでくっついてきた。

俺はなんて答えたらいいのかわからないでいる。

「俺・・・美月が言う、大怪我する前の記憶が無いからどう言っていいかわからない・・・ごめん」

「ううん・・・こうして一緒にいれれば、記憶なんてどうでもいい」

そう言って俺に抱き着いてきて、俺は何も言わずに美月を抱きしめた。

 

 

 

 夜、美月に腕枕をしながら一緒に寝ていると、俺の脳裏にフラッシュバックのように何かが蘇るよう

に映ってきた。

薄っすらとした意識の中、搬送されて白衣を着たのが数人、俺を見ながら何か言っていて完全に目

を開
けて確かめる事が出来ないでいる。そして俺に何かを打ったのか意識はなくなった。

ハッと目を覚まし美月を見ると、俺に抱き着くように寝ている。

「・・・今のは・・・なんだ?」

俺は美月を起こさないようにそっとベットから離れて浴室に行った。

シャワーを上からかぶるように浴びたまま、そっと目を閉じた。

すると、またフラッシュバックのように映像が俺の脳裏をかすめてきて、何人もの声が聞こえて俺の事

を言っていて、俺を絶対に元に戻せと言う声も聞こえた。

「また・・・」

この時、俺は人の気配を感じ、脱衣所に行くと美月が脱衣所にいた。

「・・・美月」

美月は何も言わずにいて、俺はニコッとして美月を連れて寝室に行き、ベットで美月を抱きしめた。

 

 

 

 2日後。東京駅の高速バス乗り場でバスジャック事件が起きたとニュースで流れた。

俺達がテレビを見ていると、本部から何か送られて来たようでパソコンの通知音が鳴った。

2人で見ると、俺と003にバスジャックの犯人を始末するようにと指示がきた。

画面をスクロールすると細かく書いてあった。

 

[指揮官:003。サポート:005。

 ターゲット:バスジャック犯人。ゲノムの可能性あり。

 最小限の被害で確実に犯人を始末するように。

 1時間後に合流。状況によりミッションを遂行せよ。]

 

美月を見ると、俺を見てうなずき武器を出し始める。

この後、俺達はレクサスで東京駅に向かった。

 

 

 

東京駅のバス停近くのパーキングに車を停めてバス停に行くと、生中継をしているのかテレビカメラや

野次馬も多く、そして空にはヘリコプターも飛んでいる。

【005聞こえるか?現在地は】

無線に突然入ってきて、美月を見ると俺の代わりに返事をした。

Mです。今バス停入口の交差点にいます。合流したいので場所を】

場所は隣接している商用ビルの3階だった。

俺達が行くと、1人の筋肉質な男性と1人の女性がいた。

「あの人が003。そして一緒にいるのはバディのKよ」

近づくと2人は俺達に気が付いた。

「久しぶりだな。もう身体は大丈夫なのか?記憶が無くなったと聞いているが」

「・・・体は問題ない。記憶はないが・・・」

言うと、003はうなずき現状を話してきた。

犯人は全部で4人。現在は人質をとってバスにこもっているが、カーテンや布で中を確認は不可能。

身代金と車を1時間後に用意できなければ人質は殺すと言っていると言う。

「思ったより野次馬も多い・・・車で逃げ始めたら我々は動こう。いいな?」

俺がうなずくと、それまで様子を見ると言い、2手に別れて待機しようと言ってきた。

003は駅側に行くと言い、俺は交差点付近に行くと言ってお互い別れた。

外に行くと、さっきよりも野次馬が増えていて、生中継して話しているリポーターが興奮している。

俺と美月はデートしているようにして、野次馬に混じって様子を見ることにした。

 

 

 

 そして1時間後。犯人がバスに備え付けのマイクで警察に時間だと言ってきて、警察は今車がこっ

に向かっていると言っている。

すると、銃声が聞こえ野次馬達が悲鳴を上げ、バスのドアが開いて1人の男性が放り出された。

警察は2人でその男性を救出に動き、救急車で搬送されて行く。

犯人は、早く用意しないと今から10分おきに人質を1人殺していくと言いだした。

003にどうするか聞くと、犠牲になった人質が出た以上、警察も言われた通りに動くはずだから、も

う少し様子を見ると言ってきた。

見ていると、少しして1台の車が入ってきた。

警察は、用意したから人質を解放しろと言っているが、犯人はバスギリギリに車を停めさせろと言う。

見ていると、車はバスギリギリに停車してドアが開いた状態で、運転していたのが離れていく。

【犯人が逃走したら追いかける。準備を。遊軍は犯人の車をマーク】

美月を見ると、俺を見てうなずき俺達は車を取りに駐車場に向かった。

 

 

 

犯人は車に乗り込み逃走を開始して、パトカーが何台も追いかけて行く。

遊軍からは首都高入口に向かったと無線が飛んできた。

俺は追うように車を走らせ、首都高に入ると003も追いつき、レクサスの後ろについて走っている。

すると、2台の車が逃走車とパトカーの間に割って入ってきて、逃走車を守るように走りだす。

「仲間がいたか」

言うと、美月は003にどうするか確認の無線を飛ばしていた。

【首都高だと変に動くと巻き沿いの車両も出てくる・・・このまま追いかける】

【了解】

俺は離れないように走っていくと、逃走車は首都高から東名高速に向かっているようだった。

「ね?バイクってすぐに用意出来るもんなの?」

「え?あ・・・うん。遊軍に言えば・・・」

このまま東名高速に入るなら俺はバイクで追いかけると言うと、美月は驚いている。

【005だ。全員始末で問題ないか?】

【問題ない。どうするつもりだ?】

俺が東名高速に入ったらバイクで追いかけて始末すると言うと、003は俺の考えに賛同してきて一

にすると言ってきた。

だが、俺1人で十分だと言い、サポートで美月が後ろから車で追いかけると言うと、003は東名高速

に入ったら俺に任せてもいいか言ってきた。

【問題ない。確実に始末する】

【了解。バイクの手配はこっちがする。東名高速に入ったら、その後は005に全てを委託。こっちは

そのまま離脱する。いいな?】

【了解】

美月は大丈夫なのか聞いてきたが、俺は笑いながら東名高速に入ってバイクを手に入れたら美月は

後を
追って走ってと言うと、美月は苦笑いをしてうなずいた。

 

 

 

 犯人達を追いかけていくと、予想通り犯人達の車はそのまま東名高速に入った。

同時に003から無線が飛んできて、バイクの手配は完了。

俺の指示待ちだと言い、犯人はやはりゲノムだと判明したと言ってきた。

追いかけて行くと、犯人達の車は東名高速を走って行き、東名川崎ICを通過して横浜・青葉ICも通過

していく。

遊軍に無線で俺達の走っている所から一番近いSAにバイクを持ってこれるか聞くと、この先の港北PA

のバイクスペースにバイクを用意していると返事が来た。

「早いな・・・予想でもしてたのかな」

言うと、美月はおそらく先読みをして、何か所かに用意しているんじゃないかと言っている。

俺は苦笑いをして無線を飛ばした。

【今からそっちに向かう。よろしく】

【了解しました。バイクの停車スペースに停めてあります。ナンバーが無いバイクです。お気を付けて】

俺はアクセルを踏み込んでスピードを上げて犯人達の車を抜き去り、俺は港北PAに入って行った。

バイクスペースに行くと、ナンバーが付いていない黒のバイクがある。

「あれか・・・・じゃあ、行くね?美月は車を追いかけて」

そう言って車を停めると、美月は俺にキスをしてきた。

「気を付けてね」

俺はニコッとして車から降りると、美月は運転席に移り車を走りだす。

バイクに行くとエンジンがかかっていて、ヘルメットがシートの上に置いてあった。

ヘルメットをかぶり、俺はバイクを走りだした。

高速道路に合流すると、美月は高速に戻る時に犯人達の車が通り過ぎて、今追いかけてると言う。

俺がスピードを上げて行くと、すぐにレクサスが見えてその先には何台もパトカーが走っている。

そのまま一番左の車線を走ってレクサスとパトカーを抜いて行った。

周りを見ると、少し車が多い。

【美月?車が少しいるけどこのまま仕掛けるね。車線変えて追いかけてきて?】

【了解。気を付けてね】

そのまま、2台目の横に並び懐から銃を取り出すと、助手席にいる男がそれに気が付き慌てだす。

俺は気にせずに前後のタイヤにそれぞれ撃ち、スピードを上げて離れた。

車は制御不能になり後ろの車がそこに突っ込み、パトカーも何台かが激突している。

バイクを停め、エンジンルームに銃を撃って行くと、車は爆発した。

 

 

 

残りの車はスピードを上げて逃げて行く。

俺はバイクで追いかけて行くと、助手席から男が乗りだしてきて俺に銃を撃ってきた。

減速して車の後ろにつき、銃で後輪タイヤに撃つと車は左右にふらつき、スピードが落ちて行く。

そのまま車を追い抜き、スピンターンをしてバイクを走らせた。

そしてギリギリの所で俺はバイクから飛び降りると、バイクは車にあたり爆発した。

「いってぇ・・・」

車を見ると爆発して燃えている。

おそらく中の犯人は死んだんだろう。

見ていると、レクサスが俺の横に停車した。

「達也。大丈夫?」

俺はニコッとして助手席に乗ると美月は車を走らせる。

ミラー越しに後ろを見ると、パトカーが何台もきていた。

【ミッション終了。バスジャックの犯人は爆発により死亡。以上】

【003だ。了解した。お疲れさん】

美月を見ると、俺を見てニコッとした。

 

 

 

 俺と美月は横浜ランドマークにある、横浜ロイヤルパークホテルにいた。

もうすぐ日が暮れてきて、夕日の日差しが窓から入ってきている。

俺は美月の身体を愛撫していき、美月はそれに応えるように全身で感じ喘いでいた。

テレビでは東名高速で爆発事故としてニュースが流れている。

「たつや・・・あっ・・・んっ・・・もっと・・・」

美月は我慢できなくなってきたのか、俺に抱き着き離れないでいる。

俺はニコッとして挿入していく。

この時、美月のあそこは俺のを逃がさないように絡みつく。

「美月・・・」

美月は俺の腰に足を絡ませ抱き着いてきて、俺はそのまま腰を動かすと美月は喘ぎだす。

体制を変えると、美月は上になり俺を見下ろすように見て来てゆっくりと腰を動かしていく。

夕日に照らされた美月の身体は綺麗で、俺の興奮度もさらに増す。

いろいろ体制を変えたりして、お互いに激しくしていった。

 

 

 

 美月にいつものように腕枕をしてあげると、美月は俺に抱き着き見つめてきて、今日のミッションの

事を言い、途中から俺と美月だけで動く事にした理由を聞いてきた。

俺は笑いながら003と一緒に動くよりは高速道路なら単独で動いて一気にしたほうがいいと言うと、

美月は俺を見てニコッとした。

「記憶喪失になってもエージェントとしての記憶は残ってるんだね(笑)」

俺が苦笑いをしていると、美月は笑いながら身体を動かして上になった。

「達也?もっと抱いて?」

そう言ってキスをしてきた。

俺はニコッとして美月を抱いた。




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