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7,完全に蘇る過去の記憶 2月になり、ある日の夜。俺は美月を抱いていた。 美月は俺に甘えるようにしてきて、俺は優しく美月の身体を愛撫していた。 キメ細かく綺麗な肌。柔らかい胸。感じて喘ぐ声。そして素直に反応するように濡れだすあそこも、俺 の興奮を高める。 じらすように愛撫していくと、美月は我慢出来ないのか甘えた口調で言いだした。 「達也・・・じらさないで?もうダメ・・・・我慢できないよ」 美月を見ると俺に抱き着く。 そのまま挿入していくと、美月のあそこは俺のを逃がさないように何かが絡みつく感触がきた。 「美月・・・」 俺は自然と腰が動き出し、美月はそれに合わせて喘ぐ。 美月の身体を抱きしめたまま上体を起こすと、美月は俺に抱き着いたまま離れないでいる。 「このまま・・・」 俺はニコッとしてキスをしながら抱きしめた。 美月は上になった状態で腰を動かして喘いでいた。 動くたびに俺のあそこは何かに締め付けられているようだ。 俺が激しくしていくと、美月はそれに応えるように喘いでいた。 俺が美月に腕枕をしながら寝ていると、脳裏にまたフラッシュバックのように映像が映ってきた。 今度は、何処かの歓楽街なのだろうか、俺は1人で飲んでいた。 歓楽街を歩いていると、1人の女性がチンピラに絡まれて困っているのに遭遇し、俺は女性を助けるた めにチンピラと喧嘩をして、女性を連れて逃げている時に突然車が出てきてかばうようにはねられる。 そして俺は何処かに搬送されたようで、白衣を来た人達が何人も俺を囲んでいた。 ハッと目を覚ますと寝室だった。 美月を起こさないように静かに身体を起こした。 「・・・今のは」 見た映像はいつの頃の事なのか考えながら何気に美月を見ると、あの時の女性の顔が脳裏をかすめた。 (あの時、助けたのは・・・美月?) すると俺の頭に激痛が走った。 「いっ・・・てぇ・・・」 過去を思い出そうとすると激痛が走る。これも薬のせいなのか。 美月は定期的に薬を投与すると言っていた。 薬を投与しなければ、俺達の身体はどうなって行くのだろうか、予測も出来ないのが現状だった。 美月を見ると、幸せそうな顔をして寝ていて、俺は美月に腕枕をしてあげて眠りについた。 年末年始で起きた事件。爆破事件や殺害予告等で、国民達はいつもよりは静かに過ごしてるようだ。 街は警察官や自衛隊員が巡回で警戒しているのが目立っている。 テレビではゲノムをテロ集団として特集を組み、自称専門家が相変わらず言いたい放題言っていた。 俺と美月は次の指令が来るまで、家で待機をしていた。 「美月?美月って過去の記憶・・・何処まで残ってる?」 「え?突然どうしたの?(笑)記憶・・・組織に入る前の記憶は全然わからない。ううん。何故パーム アースに入ったのかも定かじゃ・・・」 俺はタバコに火を付けた。 「俺達・・・って言うか、俺がパームアースに来る前に美月と会ってるかもしれない」 「え?」 美月は驚き、俺を見ている。 タバコに火を付け俺は美月を見た。 「夢で見たんだ・・・俺・・・美月に似た女性と会ってる・・・その後、俺は交通事故にあってるみた いなんだ・・・ただの夢なのか、現実なのかわからないけど」 そう言ってタバコを吸っていると、美月は何もいえずにいる。 俺は美月を見ながらタバコを消して、夢だからと言って笑っていた。 夜寝ていると、パソコンの音で目が覚めた。 家はリビングを挟むように寝室とパソコンがある作業部屋があり、普段は扉とかで仕切っていない。 そのためか、パソコンが何かを受信した時の音がなった時は寝室まで聞こえる。 美月を起こさないようにそっとベットから降りてパソコンを見てみると、ゲノムに関しての内容で本部 から送られてきていた。 見てみると、都内のある場所でゲノムと思われる集団を見つけ、002が動いた事が書いてあった。 だが、ゲノムの本拠地まで辿り着けないでいたと報告が来ていたようだ。 パームアースは、ゲノムはあちこちに隠れ家があると推測。 遊軍部隊が調査を開始と書いてある。 「ゲノムか・・・」 画面を見ながら俺がエージェントとして動いているのを考えてみた。 俺には美月よりも自身の記憶がない。 だが、俺は何の抵抗もなく自然と身体は動けた。 そしてパームアースは俺達に薬を投与している。 これにより身体は対応してるのだろう。 パームアースと言う組織は、今の日本に必要な組織なのだろうか。 考えていると、頭痛が起きた。 「・・・変な考えをしても頭痛が起きるのか?」 記憶を思い出そうとした時よりは痛みは柔らかい。 俺は寝ようと思い寝室に戻りベットに横になると、美月が起きていて俺に抱き着いてきた。 「どうしたの?寝れないの?」 「あ・・・起こしちゃった?本部から来てたよ・・・・ゲノムはあちこちに隠れ家があると判断して調 査するって」 言うと、美月はニコッとして俺にキスをしてきた。 自然と俺は美月の身体を愛撫しだし、美月は俺の愛撫に素直に反応して喘いでいる。 お互いに愛撫しあったりして、俺達はSEXしていった。 翌日の日中。俺は作業部屋のパソコンでパームアースのデータベースにアクセスして見ていた。 美月は買い物に行ってくると言って出かけていていない。 俺はパソコンの画面を見ながら夢で見た事を何気にまとめ始めた。 最初に見たのは、何処かの病院なのだろうか、何人もの白衣を着たのが、俺を囲むようにして話してい る所からだった。 次に見たのが、俺を元に戻せと誰かが言っているのが聞こえ、俺は何かを打たれた所で終わった。 次の夢は、歓楽街で1人の美月に似ている女性を助けた。 そして、2人で逃げている時に俺は交通事故に。 美月から聞いているは、俺が美月を助けるために動き、爆発に巻き込まれ大怪我して意識不明になった と言う内容だけだった。 俺はタバコに火を付け、パソコンの画面を見ながら夢での事や美月から聞いた事を全部繋げてみた。 あるミッションで美月が捕らわれ、俺は助けに行って助けたが美月をかばうように爆発に巻き込まれた。 施設か何処かに搬送されたが重症で、俺をどうするか白衣を着た者達が話している時、俺を元に戻せと 会話が聞こえた。 だが、ケガは完治したが意識不明のまま美月は俺を引き取り、家に連れて帰った。 そして俺は記憶喪失の状態で目を覚ました。 つじつまが合うが、美月に似た女性を助けた夢は繋がらない。 「何してるの?」 美月が戻ってきて俺の所にきた。 「あ、おかえり・・・うん・・」 美月はパソコンの画面を見て、俺を見てきた。 俺が夢を見たのと、美月が話してくれた事をまとめると、いくつか繋がったと言うと驚いていた。 俺は美月を連れてリビングに移動しソファーに座った。 「美月?俺と美月・・・ペアを組むのに美月が直談判したって言ってたよね?その前って・・・俺達は どうしてたのかな?俺・・・思い出せないんだ」 言うと、美月は飲み物を取りに行き、また隣に座った。 「じゃあ、教える」 美月が言うには、俺と美月が初めて会ったのは前に行った施設だと言う。 その時は、俺達はエージェントとバディ候補として、別々に訓練をしていたと言う。 当時は001を除く、エージェント候補として5人。バディ候補は3人いたと言ってきた。 美月は004のバディをしている葵と、休憩中に俺達の訓練を見に行ったりしていたようで、美月は見 ているうちに俺の事を意識するようになったと言って、少し照れながら話している。 だが、誰とペアを組むのかは本部と001が決めるから、俺のバディになれるように願ってたと言う。 俺はタバコを吸いながら話しを聞いていた。 そして月日がたち、本部の考えでいろんな組み合わせでミッションをしていたようだ。 「私と達也は何回か組んで動いてたんだ。達也はいろいろ話しかけてくれてたの・・・私、すごい嬉し かったんだ(笑)」 俺はフッと笑いタバコに火を付けると、美月は代わりの飲み物を取りに行った。 「達也はね?その頃からエージェント達に一目置かれていたの」 苦笑いしていると、美月はニコニコしている。 エージェントとバディの候補達は、挨拶程度でしかしていなかったようで、実際にお互いどんな人なの かわからないでいたと言う。 そして、正式にエージェント、バディとして動く事が決まり、コードネームとして俺はエージェント0 05。美月はMと付けられて、俺と美月は組む事が正式に決まったようだ。 何回か一緒にミッションをしていたが、特例で006と美月が組んでミッションで動く事になり、そし て失敗し、006は死亡して美月は捕らわれの身に。 「前に話したけど・・・・達也は単独で私を助けに来て・・・私をかばうようにして・・・大怪我を」 そう言って俺を見てきた。 美月を見ると、薄っすらと涙をためている。 「もう・・・ずっと目が覚めなかったらどうしようって・・・」 俺は思わず、美月を抱きしめた。 少しして、美月は俺から離れた。 「記憶がないから解らないと思うけど・・・訓練をしている時に一回だけ達也と話す事が出来たんだよ?」 美月は、訓練時に偶然施設の食堂で会ったと言っている。 そして、美月は俺に自己紹介をしたと言う。 「あの時・・・達也は笑顔で自己紹介してくれたんだ(笑)」 そう言って美月は笑っている。 これで、俺がパームアースに来て訓練当初から、大怪我をして意識不明になったのがわかった。 あとはその前の事、パームアースに来る前だが、俺がどうしてパームアースに来たのか。 そして美月に似た女性は美月なのか、それが解らない。 「ありがと。これで少し繋がった・・・夢は俺の過去の事だった」 「・・・うん。達也は過去の記憶が知りたいの?」 そう言って俺を見てきた。 「・・・わからない・・・でも、夢に断片的に出て来たのが気になって」 美月はパームアースに来る前の事は思いだそうとしても、出来ないと言っている。 頭に激痛が起こる事を言うと、それもあるから思いだそうとしないと言う。 「でも・・・パームアースに来てからのだったら、私が知ってるのは教えてあげる」 「・・・うん。ありがと」 言うと、美月は俺を見てニコッとしてきた。 夜寝ていると、俺の頭にまた過去の事がフラッシュバックした。 俺はIT企業のプロジェクトリーダーをしていて、同じ会社の彼女と毎日楽しく過ごしていたが、彼女 が海外転勤の話しをしてきた。 毎日今後の事を悩んでいたが、彼女を応援するために海外転勤の話しを受け入れて、彼女を送り そんなある日。俺は1人で歓楽街で飲んでいた。 その時。男数人が1人の女性をナンパしていて、女性が困っている所に俺が遭遇した。 女性を助けようとして俺は男達と喧嘩になり、女性を連れて逃げたが車にはねられた。 目を覚ますと、俺は病室のような部屋で寝ていた。 すると1人の白衣を着た男性が俺の所に来て、なんでここにいるのかを説明している。 そして、これから俺は組織の一員として動く事を言われて注射を打たれた。 景色が変わり俺は施設の訓練場にいて、見ていると俺が何人もの男達相手に戦っていた。 どうやら、俺は周りには見えてないようだ。 その後、また景色が変わり射撃訓練場で俺が銃を撃っている。 見ていると、景色が暗くなり俺は目を覚ました。 横では美月が俺に抱き着くように寝ている。 「過去の記憶・・・やはりあの時の女性は美月・・・」 美月を見ると、幸せそうな顔で寝ていた。 朝になり、俺達は作業部屋で本部から送られてきたのを見ていた。 尋問でアジトが解り次第、002と003がゲノムのアジトに踏み込むと書いてある。 美月はいつでも動けるように、武器とかの準備をしだした。 「・・・美月。前にも言ったけど・・・俺、やっぱりパームアースに入る前に美月に会っている」 そう言って、俺は美月をリビングのソファーに座らせて隣に座った。 「俺の名は山上達也。IT企業にいたサラリーマンだよ」 言うと美月は驚いている。 俺は当時付き合っていた彼女の事を話し、彼女の海外転勤のために俺は別れた。 そして、ある日の夜に歓楽街で1人酒を飲んでいる時、ナンパされて困っていた女性を見つけた。 「その女性は、美月・・・君だった。」 「え?」 覚えているか聞くと、覚えていないと言う。 「おそらく、その後にでも記憶を消されたんじゃないかな」 美月は何も言えずにいて、俺はまた話しを続けた。 美月をナンパした男達と争いになり俺は抵抗をしていたが、キリがないと判断して逃げようとして、一 緒に逃げている時に俺は車にはねられた。 そして目を覚ました時、俺がパームアースの1員として動く事を言われ注射を打たれた。 それから俺は施設で訓練の日々を繰り返していた。 「その後の事は、美月が言っていた事だと思う」 「・・・記憶・・・戻ったの?」 俺はフッと笑い、完全じゃないが戻った事を言うと、美月は何も言わずにいる。 タバコに火を付け美月を見ると、俺を見ていた。 「美月?俺・・・エージェント達の事は、まだ思いだせないでいる。001もわからない・・・でも、 俺はパームアースに入る前の記憶が蘇った・・・美月に聞きたいんだけど、定期的に検査じゃないけど 受けるんだったよね?それをしなかったらどうなるの?」 「・・・よくわからないけど・・・今の状態を維持するためにって言ってたから・・・体に異変が起き るかもしれない」 美月はよくわからないと言っているが、おそらくエージェントとバディ。遊軍部隊も同じ検査を受けた りしているはずだ。 美月に、俺と初めて会った事をもう一度聞くと、施設で訓練をしている時にだと言い、俺が言っていた 所での記憶はないと言って下を向いてしまった。 俺は話すのを止めてタバコに火を付けた。 俺は美月から、今まで聞かなかった事を聞くと、美月は教えられる限り全部話してもらった。 このマンションの家はパームアース所有で、同じマンションにも何人かが住んでいるようだ。 そして今まで聞かなかったが、生活するにあたってのお金の事を聞くと美月は俺を寝室にあるクローゼ ットの前に連れて行き、クローゼットを開けた。 中には金庫のようなのがおいてあり、それを開けると現金が置いてあった。 聞くと、このお金は俺達が自由に使えるお金だと言い、もっと必要なら用意されると言う。 唖然としていると、一般の社会人と違い、給料じゃないと言って美月は笑っている。 他にもパームアースの事を知っていくたびに、何処か違和感を感じてた。 「日本にパームアースのような組織は必要なのか。 やっている事は殺人者と何ら変わらない。」 これが俺の脳裏を横切った。 |