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9,005と004の反乱 家に帰る頃にはテレビで首相官邸に関する報道ニュースが流れていて、首相や人質等は無事救出。 犯人はゲノムと判明。射殺により全員死亡と流れていた。 見ていると美月は俺に抱き着いてきて、俺は何も言わずに美月を抱きしめた。 「美月?002と003が俺を殺そうとした」 「え?」 理由は俺に記憶が戻った事だと言うと、何も言えずにいる。 ソファーに座り、俺は004が渡してきたメモ用紙を取り出した。 見ると、004は俺の味方だ。近いうちに会おうと書いてあり、待ち合わせをメールで決めようとフリ ーのメールアドレスが書いてあった。 美月に見せると、俺を見て何も言わないでいる。 「004に会ってみる」 「・・・うん」 美月はノートパソコンでフリーのメールアドレスを取得して、俺に見せてこれで送ってと言う。 不思議な顔をしていると、004がフリーのメールアドレスのアドレスを教えてきたなら、普段自分達 が使ってるメールアドレスだとまずいからだろうと言う。 俺はフッと笑い、パソコンでメールを打って送った。 しばらくすると004から返事が送られてきて、都内にあるホテルを指定してきた。 時間と待ち合わせの場所を確認して、返事を出してメールを削除した。 翌日。俺と美月は指定のホテルに向かった。 地下駐車場に行くと、004とバディが俺達を待っていた。 004は俺に付いてくるように言い、ホテルの中に入って行った。 部屋に行くと、004は俺に1台のスマホを渡してきて、これからのやり取りはこれでと言う。 俺が何も言わずにうなずくと、004のバディが俺と美月に飲み物を出してきた。 「005・・・・いや、達也。どのくらいの記憶が戻ってるんだ?」 「・・・パームアースに入る前から・・・意識不明になるまで・・・完全じゃないが戻った。だけど0 04の事は・・・」 言うと、004はフッと笑い、隼人と葵だと自己紹介をしてきた。 2人は美月と同じように組織に入る前の記憶はないと言ってきたが、俺と隼人の関係や美月と葵の関係 を話してきた。 俺がタバコに火を付けると、隼人もタバコを吸いだす。 「昨夜の002と003の動きでわかった。組織はお前を始末してくる。もうその動きはしだしてい る・・・お前はどうする?」 「・・・何で記憶が戻ると始末されるんだ?」 聞くと、パームアースの事が世間に知らされない為に組織を辞める時、組織に関しての記憶を消す事を していると言ってきた。 そして俺の場合、噂でパームアースのエージェントとして動かせるようになるまで苦戦していたと聞い ていて、記憶が戻りこのままだと組織に悪影響を与えるんじゃないかと判断して、俺を始末する事にな ったんじゃないかと言っている。 そこまで内密にする必要があるのか聞くと、あくまで表に出ない組織なのと、作った人間が政府の人間 だからだと言う。 「組織を束ねてるのは001だが、パームアースを作ったのは官房長官と防衛大臣だ」 驚いていると、のちにパームアースのエージェントを増やして、世界に日本の強さを知らしめる目的な のもあると言ってきて、俺は何も言えずにいた。 話していると、隼人と葵は俺の味方だと言って笑っている。 俺の味方をすると、俺同様狙われると言うと隼人は葵といろいろ話して決めた事だと言っている。 2人を見ると俺を見てうなずき、美月を見ると苦笑いをしていた。 隼人は今のパームアースに対して、少し前から違和感を感じていると言ってきた。 「何でかわからないんだが・・・最近、組織に対しての考え方が変わったのかな・・・今までこんな事 は考えもつかなかった・・・むしろ組織の人間ならあり得ない事だけどな(笑)」 この時、俺と違った形で隼人の中で何かが変わってきていると思った。 今現在、組織は002と003が死んで、これからどうしていくか検討しているはずだと隼人は言う。 「達也?今、お前が思ってる事を教えてくれないか?」 「・・・・俺は・・・パームアースは今の日本・・・いや、組織自体存在しちゃいけないと思ってる。 殺人者となんら変わらない」 言うと隼人は俺を見てうなずいてきた。 「今、エージェントは俺と隼人だけだ。組織を壊滅させるのも出来る状態だと思う」 「本気で言ってるのか?」 俺がうなずくと、隼人もうなずいて力になると言ってきた。 「俺と葵はもうお前の味方になった時点で狙われる・・・・だから俺達はお前についていくよ(笑)」 苦笑いをしていると、隼人と葵は笑っていた。 俺は何で組織が俺の記憶が戻った事が解ったのか聞くと、隼人は家に盗聴器とかがあると言う。 美月を見ると知らないと言っている。 「俺達の家にも盗聴器があった。そして、同じマンションに組織の人間が住んでいて監視している・・・ お前の家・・・隣に住んでいるのも組織の人間だ」 驚いていると、それだけ組織は外部漏れを阻止したい考えがあると言う。 「とりあえず一旦家に帰り・・・今までのようにしていよう。後日、施設に行って武器とかを調達する」 「施設って・・・今回ので、普段よりも警戒が強化されているだろうから・・・俺達が行ったら」 俺が言うと、隼人は笑いながら遊軍ごときじゃ俺達を始末できないと言って笑っている。 唖然としていると、隼人は連絡すると言って話しを終わらせた。 この後、俺の記憶が戻っていない部分で、2人が知っている事をいろいろ話してくれて、美月も笑いな がら話していた。 家に帰ると、俺は家の中をチェックするように見て周った。 盗聴器とかは見つけられずにいると、美月は俺を寝室に連れて行きベットに押し倒した。 美月を見ていると、美月はキスをしてくる。 「達也?抱いて?」 そう言って自ら服を脱いで裸になり、俺の服を脱がしてきた。 俺はニコッとして身体を動かし美月を寝かしてキスをした。 「俺・・・美月がバディで良かった」 「今さら何言ってるの?(笑)じゃあ・・・何でよかったか教えて?」 そう言って美月は俺を見つめてきた。 俺はニコッとして、美月は美人でスタイルもいい。そして、俺に愛撫されて感じている表情を見ている と俺も興奮してくると言うと、美月は笑っている。 「SEXの時だけ?(笑)」 「ううん。ミッションの時も・・・バディとして的確に俺のサポートをしてくれて、俺自身安心出来る・・・ だから美月がバディじゃないと嫌かもしれない」 美月は嬉しい顔をして抱き着いてきた。 「嬉しいな・・・初めて言ってくれた」 聞くと、今まで言われた事無かったと言う。 「本当だよ(笑)俺には美月が必要だ・・・これから辛い事が起きるかもしれない・・・だけど美月は 何も言わずに俺に付いてきてほしい」 「うん。ついて行く。私も達也のバディじゃなきゃ嫌・・・・ねぇ達也?激しく抱いて」 俺はニコッとして美月を激しく抱いた。 後日。俺達は隼人達とホテルで会っていた。 隼人は早急に武器の調達と、車を手に入れようと言ってきた。 今使っている車はパームアース所有の車だから、その車で動くのは危ないと言う。 武器は本当に施設に行って調達するのか聞くと、隼人は俺を見てきた。 「あぁ。そのつもりだ。そして面倒なのは嫌だから・・・正面から行く」 そう言って、隼人はニヤリとしてきた。 施設に行くにはゲートを抜けなければいけないし、突破出来ても施設の入口にも遊軍達はいる。 実際にはどのくらいいるかもわからないのが現状だと、隼人は言っている。 「セキュリティーは変えられてるはずだから、達也と美月はセキュリティーを解除してほしい・・・俺 達は解除後に武器とかを調達する。そして施設は爆破しよう」 俺と美月が唖然としていると、そうしないと総出でこられた時、俺達は負けると言って笑っている。 「わかった。施設には何で行く?」 聞くと、DMC1台で行く事を言い、武器を調達出来て逃げられれば車を捨てると言う。 俺がその後の移動手段はどうするか聞くと、車を用意してそれで動くと言ってきた。 「わかった。じゃあ車は俺と美月が持ってくる。今後の事を考えるとここも時期に見つかるだろうから 他のホテルに部屋を取ってくれ。それと・・・家にある武器とかも全部持ってきてくれ」 「わかった」 俺はニコッとして美月とホテルを後にした。 家に帰り、金を持ってある車屋に行った。 ショールームに入ろうとした時、ちょうどナンバーが付いたスポーツタイプのレクサス2台がガレージ の前に停めてあるのを見つけた。 どうやら納車前の車のようだ。 俺と美月は顔を隠すようにして近寄って行った。 社員が俺達に気が付き声をかけてきたが、俺は銃を突きつけレクサスの事を聞くと、納車前の車だと言 っている。 「じゃあ、悪いがこの車をもらう。金は払うが俺達がいなくなってから余計な事はしないように。もし 何かしたらお前を殺す。いいな?」 言うと、社員は怯えながらうなずいてきた。 美月に合図すると社員に現金が入ったバックを渡して、社員から名刺を1枚取り上げた。 「キーをくれないか?もう一度言うが、何かおかしな事をするとお前を殺しに行く。いいな?」 社員は涙目になりながら何度もうなずいてキーを渡してきた。 俺と美月はそれぞれレクサスに乗り、その場を去って行った。 そのまま家に帰って、俺が武器を全部出していると、美月が寝室から現金を出して持ってきた。 思ったよりまだお金がかなり残っている。 家にあるバックやキャリーバック等に入れて行き、俺は着替えとかも別のバックに入れだした。 「美月?旅行に行こうか?ゲノムは全滅したし、テロとかはしばらく何もないだろうからさ・・・あ、 電車でのんびり行こうよ(笑)」 「突然何を言ってるの?(笑)でも・・・行きたいかも」 盗聴器があるなら俺達の会話は筒抜けのはずだ。 旅行に行く事になれば、パームアースも動くはず。 俺達はいつものように会話をしながら荷物をまとめていた。 翌日、俺達は荷物を車に積み込み、近くの駐車場に止めてあるレクサスの所に向かった。 そして、ある場所に車を停めて荷物を持って、タクシーを捕まえてホテルに向かった。 ホテルに行くと隼人達はすでに来ていて、家から武器とかを持ってきたと言っている。 隼人にホテルの事を聞くと、すでに他のホテルの部屋を押さえてあると言う。 俺が本当に正面から動くのか聞くと、いくと言って笑っていた。 武器の入っているバックとかを持って、地下駐車場に行くとDMCが1台停まっていた。 荷物を積み、隼人の運転で施設に向かった。 施設に行くと前来た時よりも警戒態勢を取っていて、俺がどうするか聞くと、隼人は笑いながらここま で来たら行くしかないだろうと言って車を走らせる。 スピードを上げてゲートを強行突破をすると、警備達は警報を鳴らし車に向けて銃を撃ってきた。 そのまま建物のシャッターに突っ込み、奥まで行き隼人は車を横にして停車させた。 「じゃあ、セキュリティーの解除を頼む。監視室は2階だ。俺達は地下に行く」 「わかった。美月行くよ?」 「うん」 隼人と葵は地下1階に向かい、俺は美月と2階に向かった。 パームアースの遊軍達は次々に現れて、俺達に銃を撃ってくる。 ある部屋の前に行き美月にドアを開けるように言い、その間俺は銃で撃ったりしていった。 美月はタブレットを電子ロックに繋げて何かしている。 「キリがないな・・・・」 そう言って手りゅう弾を2つエレベーターに向けて投げつけた。 エレベーターは爆発で動かなくなり、あとは階段から来るのを阻止すればいい。 「美月。まだか?」 「・・・待ってて・・・あ、OK。解除出来た」 俺がニコッとすると、美月も俺を見てニコッとした。 中に入ると、何人かがいて慌てて銃を向けてきたが、俺は銃で撃っていった。 扉を閉めると、キーロックが作動する。 「美月?どのくらいで出来る?」 「わからないけど・・・すぐ解除する」 そう言って美月は何かしだし、俺は追手が来ないか様子を見ていた。 しばらくして、追手がきてドアを叩いたりしている。 美月を見るとまだ解除できないでいるようだった。 手りゅう弾はあと2つと、それと銃だけだ。 俺は動かせる机とかをドアの所に移動させていくと、ドアが開けられ俺達に銃を撃ってくる。 手りゅう弾を1つ入口に投げると、爆発して少し静かになった。 「達也。解除出来た」 「よくやった。じゃあ、この場から離れるよ」 俺は銃で機械を片っ端に撃って行き、壊していった。 廊下を見ると、奥の階段から遊軍が入ってきている。 【達也だ。セキュリティーを解除した。ちょっと研究室に行く・・・確認したい事がある】 【わかった。気を付けろよ】 無線で言うと、俺は美月と銃を撃ちながら研究所がある3階に上がっていった。 3階に行くと、白衣を着た研究員達が俺達を見て驚いていて、俺は動くなと言って銃を向けた。 「聞きたい事がある。俺達組織の人間は定期的に検査をしないとどうなる?」 すると、1人の研究員が答えてきた。 「あなたたちは・・・検査を受けて薬を打たないと、副作用で薬物中毒者のようになり・・・死ぬ」 俺は唖然としたが、すぐに解毒剤とかはないのか聞いてみた。 「・・・解毒剤はある。それを打つと幻覚症状等が出ると思うが組織に入る前の状態に戻るはず」 「そっか・・・その解毒剤は何処にあるんだ?」 聞くと、ここにはなく、本部にある研究所だと言う。 「あなたたちでは、解毒剤がある所には辿り着けない・・・005。あなたは記憶が戻ったと聞いてま す。変な事を考えずにおとなしくしてください。」 「おとなしくか・・・・こんな組織なんかいらない。俺はパームアースを潰す」 そう言って、その場にいたのを全員撃ち殺した。 「達也?武器の調達は終わったって、地下の階層に時限装置も設置したようよ」 「うん。わかった。」 俺達はその場を去り、1階に降りて行った。 1階では隼人達が戻っていて、銃撃戦をしている。 2人に合流して運転席に乗ると、3人も車に乗ってきた。 俺の運転で車を走らせて外に出ると、ゲートの所に車が横に停めて出れないようにしていた。 「達也。これを撃つぞ」 見ると、ロケットランチャーだった。 隼人はサンルーフを開けて、ランチャーを発射すると車に当たり車は爆発し吹き飛ぶ。 俺はそのままアクセルを踏みスピードを上げて突っ込んだ。 ゲートから道路に出ると、隼人がリモコンスイッチを押した。 施設は地下から爆発していき、建物が下に崩れるように崩壊しだす。 それを確認して俺はスピードを上げて、その場から離れて行った。 外にいた遊軍が車で追いかけてきたが、隼人はまたランチャーを発射させ追ってくる車を爆破させる。 そのまま逃げるように走っていき、手に入れたレクサスの停めてある駐車場に行き、DMCを爆破させ てその場から離れた。 |