つぐみ |
③ 夜になり、やすはつぐみに連絡をすると、すぐにつぐみが電話にでた。 お互いに笑いが出たが、一瞬無言になってしまった。 『あの・・・また言う事になっちゃうけど、今回本当にありがと。楽しかった・・・ 『ホント、また言ってる(笑)私こそありがと。運営の方には報告して・・・』 つぐみが言うには、飲みに行ってから朝までカラオケで遊んでいたと言ったと言う。 驚いていると、もし運営からやすに何か聞いてきたら、合わせてほしいと言って笑っている。 『あ・・・うん。それは問題ないけど』 やすは、今夜の配信や明日からの配信の事を聞くと、今夜はしないで明日の夜に配信予定に 『配信の時に・・・やすがいたら・・・やすに対してもみんないろいろ聞いてくると思う・・・いや、 100%聞かれるはず(笑)一応、私はデートで映画見て居酒屋からカラオケに行ってオールしちゃった って言うつもりなんだけど』 『あ。うん。つぐみがそれでいくなら、俺も合わせるよ』 『ありがと」 この後、つぐみは黙ってしまい、やすは何も言わずに黙っていた。 『あの・・・やす?やすって・・・確か、恋人とかいないんだったよね?』 『突然どうしたの?(笑)今はいないけど・・・』 つぐみは、これからも変わらず配信の時は来てほしいし、推しを継続してほしいと改めて言ってきた。 やすは、笑いながらあたりまえでしょと言いながら笑っていると、つぐみはまた黙ってしまう。 『つぐみ?どうしたの?』 『・・・うん・・・なんか、面と向かって言えなかったから・・・』 不思議がっていると、つぐみはこれからも出来る時にこうして電話で話したい。 やすはつぐみの発言にどう反応したらいいのか、悩んでしまう。 『つぐみは・・・その・・・』 『ごめんね。一方的に言われると困るよね(笑)』 そう言って、一緒にいた時は楽しかったし、昨夜の事が忘れられないでいると、つぐみは言ってきた。 この時、やすも同じ気持ちでいた。 だが、つぐみは人気のライバー。やすはそんなつぐみの推しをしている大勢いるリスナーの1人。 表沙汰になると、いろいろ面倒な事になってしまう。 つぐみは考えての事なのだろうか。 一瞬間が開き、やすは話し出した。 『これからどうしようか?』 『やすはどうしたいの?」 やすはフッと笑い、今どんな感じで電話してるか聞いてみると、ベットの上で壁に寄りかかっている。 ワイヤレスイヤホン使って電話してると、つぐみが言っている。 『俺と同じだね(笑)じゃあ、横になって目を閉じてみて?』 『・・・うん」 耳には、ベットの上で動いてるような音が聞こえる。 『つぐみ?想像してね。ほら力を抜いて・・・・キスをするよ』 『ん・・・」 やすはつぐみの身体を愛撫してるように言い出すと、つぐみはそれを想像してるのかだんだん 『想像しながら手で身体を触るんだよ?いいね?』 『・・・うん・・・あっ」 やすもつぐみの愛撫をしてるように言葉で攻めていくと、つぐみはそのたびに反応し喘ぎだした。 首筋から胸に移動し、着てる服を脱がしていくように言葉で言うと、耳にはゴソゴソと少し聞こえる。 『ほら。もう乳首もこんなになってるよ』 『はぁはぁ・・・いや・・・恥ずかしい・・・・んっ」 つぐみは自分で触って感じてるのか、息が荒い。 そのまま下半身に愛撫しながら移動すように言っていくと、つぐみの喘ぐ声も高くなる。 やすも自分のあそこをいじりだし、息も荒くなってきた。 『やす・・あっ・・・もっと・・・感じる』 喘ぐ声とともにいやらしい音もしだし、つぐみは抑えきれないのか声が大きくなる。 『あっあっ・・・ダメ・・いっちゃう・・・あっあっあっ・・・いく・・・いっちゃ・・・うっ』 つぐみはいってしまったようで、息だけがやすの耳に入ってくる。 『いっちゃったね』 『・・・・うん・・・恥ずかしいよ』 やすが笑っていると、つぐみも笑っている。 『今度は私がやすを気持ちよくさせたい・・・やす?目を閉じて?』 『え?あ・・・うん』 言われた通りにすると、つぐみは何かをくわえてるのか舐める音が聞こえてくる。 『・・・・つぐみ」 やすはつぐみが自分のあそこを愛撫してるように想像していくと、あそこも固くなってくる。 つぐみがいやらしくしてるようにしてる音が、耳に入ってきて、やすの興奮が高まる。 『はぁはぁ・・・つぐみ・・・気持ちいよ』 『んっ・・・もっと・・・はぁはぁ。気持ちよくなって?』 つぐみも自分で触ってるようで、また息が荒くなっていた。 2人はお互いに身体を愛撫してるように、言葉で言っていき、そして息も荒くなっている。 「やばい・・いきそう」 「うん。私もいきたい」更に激しく言い合い、そして2人はいってしまう。 お互いの荒い息を聞いているだけでいた。 この後、近いうちにまた会おうと約束をして、電話を終えた。 翌日の夜。つぐみの配信時にやすも参加した。 つぐみはデートの事を報告。やすは予想通りに常連達から質問攻めにあっていた。 不思議と、常連達はやすに対して敵対するようなことはせず、うらやましいと言っている。 そして、つぐみとやすはお互いどんなんだったのか聞いたり、また同じ企画をしてほしいと言っていた。 この時は、部屋は盛り上がり、見てる人も3桁の数を超えていた。 そして、部屋は深夜まで続き、やすは仕事があるため途中で参加を止め、おやすみのLINEを
数日後。つぐみとやすは早い時間から新宿で会っていた。 そして何処に行く事もせず、ホテルで2人はSEXをしていた。 2人はこの日を待ってたかのように、何度も激しくしてく。 ベットでやすが腕枕をしながらつぐみを抱きしめると、つぐみもやすに抱き着いていた。 やさしく髪の毛をなぞると、つぐみはニコッとしてキスをする。 そして一瞬間が開いた時、つぐみはやすを見つめてきた。 「あの・・・私ね・・・いろいろ考えたんだ。やすとこれからの事・・・それでね」 「つぐみ?言わなくていいよ」 「え?」 やすは一呼吸をして話だした。 「俺・・・つぐみが言いたい事・・・俺自身も思っている事と同じかなと思うんだ(笑)でも、 つぐみは何も言わずに聞いている。 「俺、つぐみが好きだ。これは推しだからとかじゃなく・・・こうしてSEX出来たからじゃなく・・・ この時、やすはどんな答えが来ても全て受け止めようと思っていた。 つぐみはどんな答えを言ってくるのだろうか、自分と同じ気持ちなのだろうか、不安がよぎってもいた。 「・・・私でいいの?」 「も・・・もちろんだよ。適当な気持ちでは言えないし。つぐみが受け入れてくれるなら嬉しいもん」 言うと、つぐみの目に涙が溜まってきてるが見えた。 やすは身体を起こし、つぐみを向かい合わせに座らせる。 「お互い裸で変だけど(笑)改めて言わせてください。俺はつぐみと言う1人の女性が好きです。恋人 としてお付き合いしてください。よろしくお願いします」 そう言って、やすは頭を下げて、手を差し出した。 「はい。私も同じ気持ちでいました。よろしくお願いします」 つぐみはニコッとして、やすの手を握ると、2人に笑いが出た。 そして抱き合い、キスをしていく。 「やった」 やすの一言につぐみはクスっと笑う。 2人はまた裸で抱き合いながら、今後の事を話していた。 やすは、今まで通り「つぐみ推し」を崩さずに、配信時には出来る限り顔を出して参加をしていく。 つぐみも今まで通りの配信等を行っていく。 2人の関係は、運営や配信に来てくれてる人達に、絶対にバレないようにしていく。 「私ね・・・好きな人が出来た時・・・どうなるのかなって思ってたんだ。ほら、ライバーしてるとさ そう言って、普段街を歩いていて、自分を見かけたとか言われる可能性も十分にある。 恋人とかと一緒にいるのを目撃された時、何言われるかわからないから怖いとも言っている。 「つぐみは、ちゃんと考えてるんだね。言ってる事は理解できるよ。確かに、つぐみが言ってる事は間違ってない」 つぐみはやすを見てうなずく。 やすは、1つの案としてデートはしたいけど、会うのはお互いの家で会うのもありだと言った。 「芸能人みたいだけどね(笑)」 笑いながら言うと、つぐみも笑いだした。 「私がやすの家に行ってもいいの?」 「ん?いいに決まってるよ(笑)俺、1人暮らしだし。邪魔するのは誰もいない」 逆に、つぐみはどうなのかと聞くと、つぐみも自分の家にやすが来るのは抵抗ないし、恋人だから来て 当たり前だと言って、笑いながらキスをしてきた。 「お家だと、こういう事・・・好きな時に出来るね(笑)」 そう言って、またキスをしてくる。 やすは、ニコッとして、つぐみを抱きしめてキスをしていった。 やすはつぐみの身体を愛撫していた。 つぐみは、やすの愛撫に感じて喘いでいる。 「あっあっ・・・やす・・・すき・・・もっとして・・・・あっあっ」 「つぐみ。俺も好きだ・・・もっといやらしいつぐみを見せて?」 「いや・・・恥ずかしい・・あっ・・・んっ・・」 やすは感じているつぐみを見て、さらに激しく愛撫を続けていく。 つぐみは、やすの愛撫に応えるかのように全身で感じ、喘ぐ。 「あっあっ・・・いっちゃう・・・いっちゃう・・んっ・・・あっ」 やすはこのタイミングで愛撫を止め、つぐみを見つめた。 「いや・・・やめないで」 「やめないよ?もっと感じてもらうから」 そう言って、つぐみの足をひらき、そのままやすは挿入していく。 「あっ・・あっ・・・やすのが・・・入って・・・・あっ」 つぐみの身体は、のけぞるようになる。 やすはそのまま奥まで挿入していき、つぐみを抱きしめるとつぐみはキスをしてくる。 ゆっくりと腰を動かしていくと、つぐみは合わせるように喘ぎながら離れないでいる。 「つぐみ?もっと感じていいんだからね」 やすは腰の動きを早くしていき、上半身を起こして腰をおさえながら動かしていく。 つぐみはシーツとかつかみながら喘いでいて、あそこは強く締め付けてくる。 「あっあっ・・・いや・・おかしくなっ・・・ちゃう・・・あっあっあっ」 「はぁはぁ・・・つぐみのあそこ・・・しまりが強くなって・・・はぁはぁ」 やすがつぐみの身体を起こすと、つぐみはやすに抱き着く。 キスをしながら腰を動かしていくと、つぐみはやすの耳元で喘ぐ。 「はぁはぁ・・・あっあっ・・・やす・・・」 やすが身体を寝かし、騎乗位にするとつぐみはやすを見下ろすようにしながら腰を動かしだした。 つぐみは騎乗位で腰を動かしながら喘いでいた。 やすがつぐみの胸を揉んでいくと、その手をつぐみは触ってくる。 「はぁはぁ・・・腰が・・・あっあっ・・・きもち・・・いい・・あっあっ」 「つぐみ・・・はぁはぁ・・・そんなに動くといっちゃ・・・う・・・よ・・・」 「はぁはぁ・・・・私も・・・・あっあっ・・・いっちゃう・・・一緒に・・・いきたい」 やすはつぐみの腰をおさえ前後に動かすと、つぐみも合わせて動いてきた。 そして、お互いにいきはてる。 やすはつぐみを抱きしめると、つぐみはやすの胸元に顔をうずめるようにしてきた。 この後、2人は時間を気にせず、何度も愛し合っていった。 やすとつぐみ。2人は恋人として過ごしていた。 つぐみの配信時は、やすはつぐみ推しとして顔を出している。 そして、恋人だと言うのを言わずに今のところは済んでいた。 そんなある日。今日はクリスマスイブ。 2人はやすの家で、2人だけのクリスマスイブを過ごしていた。 お互いにプレゼントを渡し合い、やすはこのタイミングで話があると言って、話し出した。 「つぐみ。俺さ・・・つぐみにまだ話してない事があるんだ」 「え?何かあるの?」 やすはうなずき、バックから1枚の名刺をつぐみに渡した。 つぐみは、名刺を見て名前の所にある肩書を見て驚く。 「これ」 「うん」 やすは、仕事は会社員と言っている。 だが、別に副業をもしていた。 パソコンに電源を入れて、あるサイトにアクセスしてつぐみに見せる。 「俺、サイト運営とかしてるんだ」 そう言って、副業としてWeb関係の仕事や、個人でもサイト運営等、ネットに関して幅広く仕事をし ていて、ネット界では少し名の知れた人物だった。 「黙っててごめん。副業は別に教えなくてもいいかなって思って」 つぐみはやすを見て、顔を横に振る。 「何で謝るの?私も何も聞かないから、知らないのは当たり前だし・・・まぁ、驚いたけど(笑)」 やすは苦笑いをして、1枚の用紙をつぐみに見せた。 「それでなんだけど・・・今、つぐみはフリーでライバーしてるでしょ?もしよかったらなんだけど・・・俺にプロデュース 「え?」 やすはうなずいて、つぐみはこれからもっとライバーとして成功を収めるはずだと確信してる。 フリーでいるのももったいないとも言っていくと、つぐみは話が大きすぎると言って苦笑いをしてきた。 やすは、細かく内容等を話していき、つぐみも真剣な顔をしながら話を聞いていた。 新年を迎えたと同時に、やすは会社設立をして、新たにサイトを開設させた。 動画配信や、ライブチャット等を手掛けるサイトだ。 基本的に、サイト運営はプログラマーに一任して運営していく。 当然、やすもプログラマーとして参加もしていく。 つぐみは、今までやっていた配信サイトを辞め、やすの運営サイトの第1号参加者として参加していた。 人気ライバーのつぐみがいる所として、やすのサイトは直ぐに人気が出ていろんなライバーの子等が参加しだし、素 そしてライバーを追いかけるようにリスナーも増えて行った。 つぐみは運営にも参加するようになり、いろんな企画を考案したり、イベントに参加したりマルチに 半年後。 やすのサイトはネットで有名になり、つぐみは知らない人がいない程の有名ライバーに上り詰めていた。 このタイミングで、2人は恋人というのをカミングアウトして公表した。 そして、のちに共演もしだし、2人はネット界で有名カップルになった。 |